本日紹介いたしますはこれ、「孔雀王 曲神紀」です。
一世を風靡した「孔雀王」シリーズの最新作で、長らく待ち望まれていた「孔雀王 退魔聖伝」の正当なる続編となっております。

信仰の対象であるはずの神々の邪なる陰謀により、故郷である裏高野は壊滅。
仲間である蓮華の命は奪われ、裏高野の長である月光は敵の一人と相討ち、盟友である王仁丸、家族同然の存在である阿修羅と師匠の慈空は生死不明……
そんな絶望的な状況に追い込まれた孔雀は怨敵である天津神を倒すことの出来る唯一の武器、スサノオの牙を集め、復讐を果たすことを決意します。
スサノオの牙を3つ手に入れた孔雀。
敵であるはずの天津神、少彦名(すくなひこな)を味方につけ、残り5つのスサノオの牙を探すたびをはじめるのでした。

というのが「孔雀王 退魔聖伝」のあらすじ。
作者さんの考えもあって連載はここで中断されました。
ファンは再開を待ち続けます。
神道の勉強の為に連載をすると公言し開始された「夜叉鴉」
それが終わると今度の連載は「小類人」
そしてその次は「拳銃神」
そろそろいいんじゃ……?と思っていたらなんと「おぼこ」
みんなそろそろ孔雀の完結は諦めはじめてきた頃に始まった「怨霊侍」
「怨霊侍」はあえなく3巻で打ち切りになってしまったのですが、その巻末のコメントで荻野先生はあるコメントを出しました。
「打ち切られたが、まったく別のタイトルでこの作品の続編をこっそりやる」
怨霊侍は比較的孔雀王に近い作風だったので、連載の開始を楽しみにしていた俺。
そこでなんと始まったのがこの「孔雀王 曲神紀」だったのです!!
その空白期間は実に13年!!
うおおお!なんと嬉しい裏切り方なんでしょうか!!

何より嬉しかったのが気になってしょうがない退魔聖伝の続きだったということ!!
更にはいままで直接的な名言のなかった「退魔聖伝は初代孔雀王の続きである」という関係性までが明らかになるというサービスぶり!!
これはファンにはたまらない展開です!!

連載開始されてからは良くも悪くもあいかわらずの寄り道しながらのまったり展開。
ですが続々と消息の明らかになってくる以前の仲間たち、という展開はニヤニヤが止まりません。
挙句の果てに怨霊侍のキャラまで出てきて公言していた怨霊侍の続編というのもしっかり実現。
さすが荻野先生!やるときはやりますなー!
夜叉烏とか小類人とか読んでたときは、荻野先生って風呂敷広げるのはめちゃくちゃうまいんだけどクシャクシャッって適当に畳んじゃう人だなぁ……などと思いながら読んでおりましたが、この曲神紀では畳み方に期待せざるを得ませんよ!

で、この第7巻。
孔雀と阿修羅のラブラブ過去話がとってつけたように出てきます。
アレ……こんな二人が相思相愛だったなんて描写あったっけ……
まぁ設定変更は以前からありますし、この曲神紀第1巻あとがきに孔雀の設定は変えてあると書いてありますので良しとしましょう!
明確なヒロインがいたほうがドラマ立てもしやすいでしょうしね!!
個人的に阿修羅は初代孔雀王の初期の儚げな少女の頃が一番好きなんですが……俺の好みはどうでもいいよね!!
とにかく一人の天津神を苦難の末撃破する様子がほぼ1巻丸々使って描かれています。
次巻では退魔聖伝ではヒロインだったような気がする月読様の登場、そして王仁丸の活躍があとがきにより宣言されており、期待も膨らみますな!
つう事は王仁丸って阿修羅助けらんなかったって事だよね、退魔聖伝で……
あと曲神紀になってから一切触れられてない阿久谷の出番は果たしてあるのでしょうか!!
不憫な彼の様子も気になる今後にますます注目です!
従来より20Pほど厚い上に巻末には恒例の壁紙入手用パスワード付きのカードも付いてお得な第7巻は好評発売中!
今すぐ本屋さんにダッシュ!四駆郎!!(古い)