本日紹介いたしますはこちら、「範馬刃牙」第15巻です。
秋田書店さんのチャンピオンコミックスにて刊行、連載は週刊少年チャンピオンです。

もはや説明不要なほどの有名漫画ですが、一応いろいろ解説を。
作者の板垣恵介先生は陸上自衛隊経験者という異色中の異色の経歴を持つ漫画家。
小池一夫劇画村塾の出身で、1989年にチャンピオン誌上に「メイキャッパー」でデビューしました。
ちなみにこの劇画村塾は大物漫画家が多数輩出されています。
チャンピオン畑でみるなら「シグルイ」の山口先生などが挙げられます。
「メイキャッパー」で手ごたえをつかんだ板垣先生は自分の好きな格闘技を扱えばもっとイケると考え、「グラップラー刃牙」の連載を開始。
そしてご存知のとおり大人気を博し、OVA化、ゲーム化、アニメ化を経て現在に到ります。
カードゲーム化もされましたが、ベータ版的な初回出荷のみで終わったようです。
5~6箱買ったよ、俺。
ゲーム版もかなり惨いデキでした。バキ以外のキャストがスタッフさんがやってるようで酷かったし……

さて、この「範馬刃牙」第15巻。
前巻は克巳が計算抜きでピクルと戦う決意を固め、バキがピクルに誘われ地下闘技場で対峙している場面で終わりました。
緊迫の対峙からこの巻は始まりますが、大部分の方が予想していたとおりバキとピクルの戦いは始まりません。
バキが戦うのを止めようとしているところにピクルが蹴りを入れてバキ大ダメージ。
そのままバキの出番は中ほどとラスト、合計20P程しか回ってきません。
さすがです。
さすがネット上でもっとも人気の無い主人公と言われるだけあります!
いいところばかりか出番まで無いぜ!!
では誰が出番を奪っているのか。
あの克巳です。
烈にトーナメントで敗れて以来かませ犬街道をまっしぐらに突き進んでいた彼ですが、試合後親交を深めていた烈がピクルに敗れて以来その扱いが変わりました。
挙句この15巻では烈に「自分との差はそんなに無い」とまで言われてしまいます。
なんと実践でマッハ突きを使うのは烈でも無理だというのです!
……いろいろ突っ込みたい部分もありますが、まあそれは置いておきましょう。
烈は続けます。
他にマッハ突きを使いこなす人物がいるとすれば郭海皇くらいのものであろうと。
そして克巳は烈と郭のアドバイスを受け、一人新たなマッハ突きを生み出さんとします。
中国4000年と空手500年の融合による真・マッハ突き。
その威力は空振りしただけで部屋中のガラスを割ってしまうほどでした。
凄まじいまでの成長を遂げる克己。
烈を超え、父を超え、目指すはピクルただひとり!
どうみても克巳が主人公です!本当にありがとうございました!

そんな感じで克巳VSピクルの機運が高まるところで15巻は終わります。
一方のバキはなんかティラノサウルスっぽいやつとリアルシャドーをやろうとしてます。
……いっくらなんでも見たこともないようなティラノサウルスまでイメージできんだろ……などという愚問は当てはまりますまい。
イメージさえできればいいのですから!
妄想少年バキくん(主人公)は置いておきまして、次巻は間違いなく克巳VSピクルの戦いが始まります!
究極の空手VS史上最強生物の戦いはどんな勝負になるのでしょうか!?
そして克巳は登場当初のバキのライバル的存在に返り咲けるのでしょうか!?
そんな幻想を膨らませる中、とにかく今は克巳の成長劇に酔いましょう!

バキシリーズ最終作「範馬刃牙」最新第15巻は大好評発売中!
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範馬刃牙 15 (15) (少年チャンピオン・コミックス)
秋田書店
板垣 恵介

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