本日紹介いたしますのはこちら、「最強ロマン派 毎月父さん」第3巻です。
小学館さんのビッグコミックスにて刊行されています。

作者はヒラマツ・ミノル先生。
先生の他作品や「毎月父さん」の2巻までの紹介は「ヒラマツ・ミノル」のテーマにてまとめましたのでよろしければご覧くださいませ。

さて、第2巻では兄、総二郎が新たな刺客をつれてやってまいりました。
技術こそ無いものの、恐ろしいまでの怪力とタフネスを持ち、萌えキャラを愛し、自分でイラストまで描いてしまうロシアの元軍人、ゴルビーです。
総四郎に顔見せにやってきた総二郎とゴルビーですが、ゴルビーが描いた渾身の萌え絵満載のスケッチブック全てのページに総四郎が無造作にサインをしてしまったからさあ大変!
ゴルビーは怒り心頭、総四郎に怨念とも言える闘志を燃やします!
戦いを挑まれれば断らない総四郎のこと、激闘に到るのは必然!
全てが規格外のゴルビーを、500余戦無敗の地上最強格闘家、鈴木・グレーテスト・総四郎はどう迎え撃つのでしょうか!!

と言うわけで第3巻。
さあゴルビーと激突だ!!
……と、とんとん拍子に進まないのがこの漫画です!
甘えている野球選手志望のあんちゃんに活を入れたり、勘違いから元警官に勝負を挑まれたり、娘二人にオセロでぼろ負けしたりと寄り道放題!
とはいえそういうゆるい(総四郎本人は常に全力バリバリですが……)日常パートもこの作品の魅力!
勿論本業の総合格闘技の話も忘れてはいません。
ライト級の雄、松井・リトル・和郎の息子にその場の思いつきだけで「えみ郎」と言う名前をつけてしまった総四郎。
すっかりその名前が妻に気に入られてしまい、やり場の無い怒りばかりが募る和郎はとうとう総四郎に勝負を挑みます!!
それに加えて突然やってきた、かつて暴走ファイトで追放になった鳴岡VSゴルビーという注目カードが急遽決定!
それぞれがヒラマツ先生の迫力溢れる作画でド迫力バトルを繰り広げます!!

そしてとうとうゴルビーと戦う日がやってきました。
しかしその直前から総四郎はだんだんと記憶を失い、奇行に走り始めると言う奇病にかかってしまいます。
それはなんと総二郎、総四郎の兄、総一郎とまったく同じ症状なのです!
総一郎はその病気にかかると半年もたたぬ間に亡くなってしまったのです……
総一郎と同じく、有り余る格闘技の才能を得る代償としてその病気にかかる宿命だったのだ、と総二郎は分析しました。
迎える決戦の日。
来るはずが無いと思われていた総四郎がやってきました。
セコンドに家族を連れてやってきた総四郎のまなざしは虚ろなまま……
ゴルビーとの戦いのゴングは無常にも鳴らされます。
総四郎を治すのは戦いしかない、そう信じた家族の思いとともに……

なんだか物凄くシリアスな展開です!
総四郎は病に倒れてしまうのか?
そもそもゴルビーの圧倒的パワーを前に無事帰ることが出来るのか?
全ては読めばわかります!!
ま、バッドエンドになる漫画じゃないのは皆さんおわかりだとは思いますが!
最後にやってくるまさかの感動シーンにビビってたじろくべし!!
ほんとの最後はギャグで落ちてますけどね!!

総合格闘技を取り扱った破天荒な主人公が巻き起こす日常漫画、「最強ロマン派 毎月父さん」最終第3巻は全国書店さんにて発売中です!
脱力ギャグを求めている方や、高田総統が好きな貴方にオススメな一作!
全3巻とすっきり読みきれる巻数でありつつも密度の濃いこの作品、読まずに格闘技漫画は語れませんよ!流石にそこまで言うと嘘ですけど!
ともかく面白いのは確かです!
本屋さんに急ぎましょう!!

表紙はこちら!!
画像



毎月父さん 3 (3) (ビッグコミックス)
小学館
ヒラマツ ミノル

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