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本日紹介いたしますのはこちら、「ゲゲゲの鬼太郎」中公文庫版です。
中央公論社さんの中公文庫にて刊行されました。

作者は無論水木しげる先生。
水木先生の作品は「水木しげる」のテーマにてまとめさせて頂いておりますので、よろしければご覧くださいませ。

さて、こちらの「ゲゲゲの鬼太郎」中公文庫版。
1冊辺り350P以上の全9巻からなる大ボリュームで、鬼太郎を読みたいけどどれを読めばいいのやら、と言う方に最適な内容となっております。
鬼太郎というのは本当に様々な会社から様々な刊行がなされており、本当に知らない人が入りにくい刊行形式になっているのが難点。
それがこのシリーズを読めば主要な物語は大体読める、魅力的な内容になっています。
マガジンでの連載分をメインに、サンデー連載分、アクションで連載された「オバケ旅行」編、なぜか連載された週刊実話掲載分、更には鬼太郎夜話までも収録。
一冊で様々な鬼太郎が体験できます!
ガロに掲載された鬼太郎の誕生版、
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70年ごろのマガジン版、
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76年ごろのおばけ旅行版、
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87年ごろのマガジン版、
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そして夜話版
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と、鬼太郎の変遷を1シリーズで追えるのは魅力的です!
徐々に現代風になっていくコマ割りや、時期によって絵柄がガラリと変る女性キャラ(なんでもアシスタントさんに任せていたとか)、同じく風貌は変わるものの常にちっとも可愛くないネコ娘など、様々比べて楽しめますよ!
何時いかなるときでも水木先生の電波は共通して発せられているので、一気に読み終えればあなたも間違いなく水木色に染まれます!
ピンチのときは「ふはっ」、ものを食べるときは「ガーッ」といってしまうことうけあいです!!

この中公文庫版と、以前紹介した「墓場鬼太郎」「鬼太郎国盗り物語」をあわせて読めばあなたもすっかり鬼太郎ファン!
これでも網羅し切れていないのが鬼太郎の恐ろしいところですが、それらを全部読もうとすると果てしない内容被り地獄に足を踏み入れることになってしまいます。
よりディープに鬼太郎にはまりたい人はそれ相応の覚悟が必要だと言っておきましょう……!!

初アニメ化から40周年を迎え、アニメは終了してしまうもののきっと何らかの展開がある(あって欲しい……)「ゲゲゲの鬼太郎」、振り返るなら今ですよ!
これを機会に原作を読んでいない人もぜひ読んでいただきたいものです!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!

……ちなみにこの文庫版第2巻では鬼太郎がとある少女と男女関係になっていたことが判明したり。
くそう!!リア充め!おそるべし!鬼太郎!いや、水木先生!!


ゲゲゲの鬼太郎 1 (1) (中公文庫 コミック版 み 1-5)
中央公論新社
水木 しげる

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愛蔵版が重版されまし ...
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