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本日紹介いたしますのはこちら、「肉の唄」第1巻です。
講談社さんのヤンマガKCにて刊行、ヤングマガジンにて連載中です。

作者はコウノコウジ先生。
2000年のデビューからヤンマガ一筋(別冊ヤンマガはありますが)に連載を続けている漫画家で、代表作と言える「アウト・ロー」は14巻にわたる長期連載となりました。

さて、こちらの作品はいわゆるプロレス漫画。
最近の流れなのか、プロレス=八百長、と言うことをしっかりと明記した作品ですが、それゆえに奥深いプロレスの面白さを描こうと言う作品になっています。

主人公の一色亮太は絵に描いたような駄目人間で、落ちぶれに落ちぶれていまやジュース一本買えない極貧状態に陥っています。
そんな時目に付いたのが「新世紀プロレス」の新人募集チラシでした。
プロレス団体に入門すれば寮で暮らせるだろうし、そうなれば食事もでる……などという考えなどチラリとも浮かば無いようで、亮太が選んだのはなんと道場破りでした!

どうやらこの亮太、総合格闘技で成らした腕自慢のようで、道場破りと称した賭け試合を持ちかけて食い扶持に当てようと考えた様子。
ですが団体を率いるレスラーの佐島はあっさりとそれを断りました。
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「真剣勝負などという子供の遊びに付き合えない、真剣勝負などくだらない。」
佐島はプロレスを八百長と認めたうえでそう言い放ったのです。
ですがその時、1人のレスラーが倒れます。
それは道場破りを挑んだ際、いの一番にハイキックを叩き込んだレスラーでした。
そのレスラーがあまりにも頑丈だったのか、単に鈍感だったのか……とにかく今になって効いて来たようなのです。
目の前で部下のレスラーが倒されたのでは流石にスルーなどできるはずも無く、とうとう勝負を受けてたった佐島。
ですがその対戦相手はなんと練習生の小柄な少年、小坪!
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しかも対戦形式はヒンズースクワットを長く続けていた方が勝ちという無制限一本勝負!
更に勝ち役と負け役をあらかじめ決めようと言うのです!

見た目からしてヒール感バリバリの亮太は負け役に決められてしまいます。
そのシナリオをたどらなければ無条件で負け、たどったとしても勝敗は佐島が決める、と言う不可解極まりない勝負ですが、金がかかった勝負ですからやらないわけにも行きません。
貧弱な坊やだと思われていた小坪ですが、その体は相当にビルドアップされたボディを持っており、そして何よりプロレスを愛していました。
プロレスを散々バカにする発言を繰り返していた亮太に内心ブチギレており、凄まじい執念でくらいついてきます。
500回を超え、1000回を超えてなお続くスクワット対決。
どれだけ注目を集められるか、が勝負のカギとなるこの勝負、プロレスらしいセコンドの介入や選手のドラマを交えた熱戦となります。
そしてあまりにも衝撃的な決着を迎えることとなるのです!

と言うわけでこの作品、プロレスを地上最強の即興芸術と称し、筋書きのあるドラマならではの盛り上がりを見せてくれます。
いわばさわりの部分であろうこの第1巻ですが、早速盛り上がっているのはさすがと言ったところ。
上記の紹介では触れていませんが、謎の多い主人公亮太の経歴などの更なる今後の広がりを予感させる要素も数多く用意されています。
バトルシーン……といっても今回は実質スクワットしかやっていないわけですが……とにかく熱気が伝わってくるような書き込みがされており、見る者を熱くさせてくれます。
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凄い汁!

そして亮太の駄目人間ぶりも凄い!
なんかギャンブルしてないときのカイジがかわいく見えるほど駄目!!
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これは逆に一見の価値アリです!

プロレス人気は下火なれどもその火の熱さをしっかり感じさせてくれる、「肉の唄」第1巻は好評発売中です!
プヲタも普通のプロレス好きもそうでない人も読めばきっと熱くなる、そんな作品をぜひ読んで見て下さい!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!


肉の唄 1 (1) (ヤングマガジンコミックス)
講談社
コウノ コウジ

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