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本日紹介いたしますのはこちら、「PSYCHO+(サイコプラス)」です。
集英社さんのジャンプ・コミックス及び「藤崎竜作品集1」として集英社文庫より刊行されています。

作者は藤崎竜先生。
90年にジャンプで手塚賞佳作を受賞しデビュー。
その後読みきりや連載を経験した後96年より連載した「封神演義」はアニメ化までされる人気作となりブレイク。
連載終了後もジャンプの一線の作家として活躍しました。
現在はジャンプSQにて「屍鬼」を連載しております。

さて、こちらの作品は謎のゲームをめぐっておこる不思議な出来事を描く漫画です。

主人公の綿貫緑丸は名前のとおり髪の毛と瞳が生まれつき緑色の少年。
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そんな自分の体を憂いながら生きていた彼は、人目につきづらいからと夜の公園を散歩していたときにある女性と出会います。
彼女は水の森雪乃。
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雪乃は緑丸の髪と瞳の色をとても奇麗だと褒めてくれました。
奇異の目に晒され続けてきた色に関して褒められた緑丸は彼女のことが気になり始めるわけですが、偶然にも同じ学校であった彼女の良くない噂を聞いてしまいます。
その噂とは自分にゲームで勝った男でないと付き合わないし、勝てる男なら好き嫌い問わず付き合う……というもの。
ゲーム好きで腕に自身のあった緑丸は雪乃にそんなことを止めさせようと勝負を挑む決意をします。
その対戦用に選んだゲームは、中古屋で目に留まった謎のゲーム、「PSYCHO+」でした。
メーカー等も不明なそのゲーム、雪乃がやろうとすると起動はするもののはじめることができません。
しかし緑丸が手にするとすぐさまゲームが始まるではないですか。
そのゲームの内容とは、対象の木を目的地まで動かすと言うゲーム性のカケラもないもの。
早速実行すると……
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現実世界の木がゲーム画面のように動き出したのです!

物語の大半はPSYCHO+の謎解きと雪乃との交流を描いているこの作品。
謎のゲームという興味深いメインテーマに加えて、雪乃と緑丸の関係なども描かれておりラブコメ的な一面も楽しめます。
残念ながら全11話で打ち切られてしまったわけですが、PSYCHO+の謎や緑色の髪の毛の謎などをきっちりと明かし、急展開こそあるものの打ち切り漫画に良くある投げっぱなし感はありません。
藤崎先生の緻密な描画も当時から健在で、独特な雰囲気やギャグなんかもすでに発揮されています。
封神演義や最近の作品でしか藤崎先生を知らない方でも抵抗なく楽しめるのではないでしょうか。

藤崎先生の連載デビュー作、「PSYCHO+」は現在手に入りやすい文庫版が発売中です。
身近なゲームという題材からおどろきの地球規模にまで話が広がるこの作品、藤崎先生の歴史を振り返る意味も込めて読んで見てはいかがでしょうか。
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


藤崎竜作品集 1 (1) (集英社文庫 ふ 26-1)
集英社
藤崎 竜

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