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本日紹介いたしますのはこちら、「BASTARD!!-暗黒の破壊神-」第26巻です。
集英社さんのジャンプ・コミックスにて刊行、ウルトラジャンプにてとても不定期に連載中です!

作者は萩原一至先生。
萩原先生は87年のデビュー時から高い評価を受け、88年からこの「BASTARD!!」の連載を開始。
掲載誌の移動や長期休載、連載中作品でありながらの完全版刊行、自分で自分の作品を取り扱った同人活動などの様々な紆余曲折を経ながら現在も同作品を連載しています。

さてこの作品、少年誌における魔法の存在するファンタジー世界を舞台にしたバトバトル漫画の草分け的存在。
週刊少年ジャンプで連載していた当時は爆発的な人気を誇っていた為ご存知の方も多いと思います。
「え?まだやってたの!?」と思う方も居るとは思いますが……単行本の刊行ペースが遅いため。それも仕方のないことかもしれません。
なにせ近年は2~3年に1冊の刊行ペースでしたから……
ところが第25巻が出たのは08年4月。この第26巻が出たのはこの6月。
なんと1年と少しで刊行されたのです!

最近読んでいない方に今どうなってるの?と言うことをざっくりお話いたしますと……
えーと、ずっとウリエルとダークシュナイダーが戦ってました!!
ダークシュナイダーが竜戦士になったり、メシアと呼ばれる謎の少年が出てきたり、カルやネイ、ラーズが出てきたりと細かい(?)出来事はいくつかありましたが、大筋はウリエルVSダーシュ、のみ!
週刊少年ジャンプからウルトラジャンプに移籍してからおよそ9年。
ずっとこのふたりが戦ってたわけです!

その長い長い戦いがとうとうこの第26巻で決着します!
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しかもなんと言いますか、ただ粉砕するだけではない器の違いを見せ付けるような完全な勝利で!
ミカエルともどうやら友好的な関係を築いたようで、今後は恐らくミカエルやガブリエルと共に悪魔達と戦うことになるのでしょうか。
そうなればとうとうリリス=ヨーコとの再会となるわけですね!
ですがラファエルはなにやら独自に動いていますし、まだまだ何かひと悶着あることは間違いないでしょう!
ようやく本格的に物語が動くであろう先が楽しみですね!!
……と思わせておきながらこの単行本の最後のほうに衝撃的な予告がされていました。
あの結局最後どうなったのかがわからなかった方舟での天使VSラーズ達のバトル以降の補完というか、続きを描くらしいのです!
確かに気になるし、読んではみたいんですが、ラーズ達の全滅は確定事項。
やってくる鬱展開を待つことになるわけで……
ひい、嬉しいやら悲しいやら!
その上ついに動き出すはずのストーリーが後回しになるわけで、痛し痒しですよ!!

ちなみに今巻、キリのいいところで単行本にしてしまおうと考えたのか、バスタード本編は120Pしか載っていません。
替わりに88年(昭和62年ですよ!)に発表された、以前一回だけ掲載されたバスタードの「贄編」と繋がりがあるらしい読みきり「VIRGIN TYRANT(ヴァージンタイラント)」が掲載されています。
今後どうかかわってくるのか、そしてかかわるシーンが描かれるのかはわかりませんが、トーンを貼り直したりラスト1Pを書き下ろしたりとひと手間かけていらっしゃるご様子。
作風の違いや絵柄の違いを楽しむ意味も込めて注目の一編となっています。
恒例の単行本書き下ろしの日記&あとがき漫画も掲載されており、お子さんがかわいくてしょうがない様子が見て取れます!
そうか……萩原先生も一児の父か……時の流れは速いもんです……

あ、勿論今回もクオリティの高い、鬼のように描き込まれた作画は健在。
壮絶なバトルシーンから
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爆発系まで
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こだわりの描き込み振り!
真面目な話をやっていたので悪乗りしたエロスは控えめですが、女体へのこだわりも
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バッチリですよ!

長い熱戦がついに決着を迎える「BASTARD!!-暗黒の破壊神-」最新第26巻は好評発売中です!
ここ数年バスタード読んでない、もしくは立ち読みだけだったけど最近どうなってるの?と言う方!取りあえず一段落ついたので買い時ですよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


BASTARD 26―暗黒の破壊神 (ジャンプコミックス)
集英社
萩原 一至

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