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本日紹介いたしますのはこちら、「地獄恋(じごくれん) LOVE in the HELL」第1巻です。
双葉社さんのアクションコミックスより刊行、WEBコミックハイ!にて連載されています。

作者は鈴丸れいじ先生。
鈴丸先生は、どうやら本作が初の連載および単行本らしい、新鋭の漫画家さんです。

さて、本作は地獄を舞台にした、エロス&バイオレンスラブコメです。
特異な設定が目を惹く作品となっているのです!

自分の部屋で、一人ぼっちで血を流して倒れている男……凛太郎。
酔っ払って転び、打ち所が悪かったのでしょう。
彼は既に絶命していました。
そんな彼を枕元で見つめている男がいました。
といってもその枕元で見ている男も凛太郎なのです。
所謂魂だけになって、自分の冷たくなった体を見下ろす凛太郎。
普通の人ならば大ショックを受けるところかもしれませんが、別にこの世に未練なんて無い、と凛太郎は実にあっさりした態度を取るのです。
そして、罪とか犯したことないし、これからは天国でのんびり暮らそう、などと考えながら昇天して行ったのです。

やがて、目を覚ます凛太郎。
すると彼の耳に一番に飛び込んできたのが、
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「地獄へようこそ」と言う言葉だったのです!!

何故自分が地獄に来てしまっているのか?
まったく事情が理解できない凛太郎は、呆然とその言葉を告げてきた少女を見つめます。
周囲を恐る恐る見回してみれば、いかにもと言った荒地が広がり、見たことの無い怪鳥が空を舞い、三つ首の番犬的な犬がうろつき、そして何よりボコボコと煮え立つマグマのような池がある、どう見ても地獄の光景が拡がっているのです!

で、落ち着いたところで少女は大見得を切り、閻魔大王の命によって、咎人として凛太郎を迎え入れる!と宣言しました、
いろいろ聞きたいことはあるものの、とりあえず凛太郎が今最も気になるのは、今も絶賛全裸中だと言うこと。
少女はすこし考えた後、これを着てください、と凛太郎に何かを手渡してきました。
それはなぜかiPod。
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それを首から股間にぶら下げ、凛太郎の股間の小ぶりなそれをかくすのでした。

少女の名はこより。
にわかには信じられませんが、彼女は新任の「鬼」で、凛太郎がはじめての担当だそうで。
なんだか頼りなさげな彼女、凛太郎もとても恐れる気にはなれず、気軽な感じでその額に生えている角を触っていました。
不思議な感覚だなと言いながらいぢくりまわす凛太郎。
するとどうでしょう。
その角が見る見ると濡れだし、こよりは頬を赤らめて息を荒げたのです!
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これはセクハラだ!と凛太郎に迫るこよりですが、凛太郎は調子に乗って本当にいやらしいものがどんなものか教えてやるぜ!と、こよりにグイグイと迫ります!!
手も触れていないのに、ひとりでに持ち上がってくるiPod……!!
こよりさん、初登場直後にして早くも貞操の危機か!?というところで、こよりの知り合いらしい鬼がその場にやってきたのです!
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こよりの控えめなそれとは違い、大ボリュームのお胸を持つその鬼の名は桃音。
桃音はやってくるなり、こよりに愚痴をいいはじめるのです。
自分の担当する咎人が、ちょっと後ろを向いている間にまた胸を触ろうとしてきた。
イラッとしたから生皮を全部はいでやった、と……!?
そんな怖い冗談言って、とおどける凛太郎ですが、その後ろには
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マジで生皮をはがれ、人体標本のようになっている男がいまして……!!
どうやら彼女達は、疑いようもないくらいガチンコで鬼の様子!
そんな恐ろしい罰を受けているその生皮ズル剥け男、それでもめげずに桃音のオッパイをわしづかみました!!
しばしの静寂の後、桃音は手にした金棒で男の頭を叩き潰し、飛び散った肉片をけだものに食べさせてしまったのでした!!
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目の前で繰り広げられる惨劇に、ここが地獄だと言うことをおしっこ漏らすほど体の髄まで知らされることになった凛太郎。
ですが彼の地獄での生活は、まだ始まってすらいないのです!!

というわけで、地獄での暮らしを描く本作。
この後、本作独自の世界観を紹介していく流れになり、この第1巻では大体の物語の骨組みのようなものを披露する内容となっています。
本作独自の設定として、凛太郎をはじめとした咎人は、この地獄で苦痛を味わうことでその罪をすこしずつ清算して息、その清算具合を地獄の通貨である「怨(えん)」に変えるという物があります。
既に死んでいる凛太郎たちは、どんな大怪我をしても翌日には綺麗さっぱり治癒します。
ですがその時その時の苦痛は生きているときのまま。
痛い思いをしなければ貯金も罪の清算も進まないわけですが、基本的にヘタレな凛太郎の償いは遅々として進まず……
挙句の果てに地獄でも煩悩を追い求める始末なのです!

罪の償いなんかで凛太郎に加えられる激しい突っ込み、地獄と言う苛酷なはずの環境でなぜか展開する脱力ギャグ、忘れた頃披露されるサービスシーン……
そんな要素を肩肘張らず楽しむのが本作の楽しみ方かも知れませんが、それでも本筋も存在しています。
凛太郎が自覚していないながら、確かにあるらしい地獄におちなければならないほどの罪とは?
そして凛太郎がどこかで聞き覚えのあるわらべ歌を歌う、謎の少女……
これらの決着が、凛太郎がこの地獄からの卒業を迎える次期を決定付けるのかもしれません!
そして何より、タイトルが「地獄恋」なのですがら、恋愛要素もあってしかるべきのはず。
今巻ではほとんどその気配を見せておりませんが、きっとこよりと凛太郎がなんかなる……でしょう!!

地獄生活の幕が開く、「地獄恋 LOVE in the HELL」第1巻は全国書店にて発売中です!
バイオレンスとエロスとギャグが共存する本作。
気楽な気持ちで読んで楽しめる作品となっていますよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!