3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです! ※作品記事につきまして、権利者様が問題があると感じられた場合はご一報ください。対応いたします。

本日紹介いたしますのはこちら、「鉄鍋のジャン!R 頂上作戦」第10巻です。
秋田書店さんの少年チャンピオンコミックスにて刊行されています。

作者は西条真二先生。
西条先生の紹介や「ジャンR」の紹介は「料理漫画」のテーマにまとめてありますのでよろしければご覧くださいませ。
「トリコ」も混じってますが気にしないで下さい!!

さて、前巻で始まった1000円フカヒレ料理勝負。
五行、蟇目ともに驚きの技術で予想も付かない料理を始めますが、ジャンはどこ吹く風。
1人前1000円以内という縛りが付いているにもかかわらず、最高級のフカヒレと最高級の金華ハムをどっさりとつかって料理を始めるではないですか!!
果たしてジャンは課題をクリアできるのか?
蟇目や五行はどれほどの料理を出してくるのか!?
あとリュウジはどのくらいのかませ犬振りを発揮してくれるのか!?
見所満載でこの第10巻は始まります!!

ジャンはフカヒレ+金華ハムに加え、更に蟹なんかも使ってしまってどんどん高級品に仕上げていきます。
周りからは[何考えてんだ!」のあらし!!
しかしジャンは気にせず料理を進めます。
リュウジは人から余った材料をもらって原価カットなどというあほらしい抜け道を使いますが(勿論それも値段にカウントされますよ!)、蟇目や五行も1人前1000円以内のルールの抜け道を見つけた様子。
誰一人あせらず料理を続けますが、そこでなんとジャンが驚きの調理を見せ付けたのです!!
それはなんと低温に熱したオーブンに素手で料理を突っ込み、微妙な火加減を調整しだしたのです!!
低温とはいえオーブン、勿論やけどは免れません。
驚き戸惑う周囲ですがジャンは一切調理の手を緩めません!!
料理人にとって大切なものは料理、痛い熱いといっているうちには料理人は務まらないという祖父の教えをジャンは忠実に守ったのです!!
恐るべし料理への執念!さすがは2代目中華の覇王と言う所でしょうか!!

ジャンの凄まじい調理こそあったものの、全員トラブル無く難問を解決。
その正解の行き着く先は奇しくも全員が同じものでした。
それは「1レンゲ料理」。
大量に作った後1人前も1レンゲにすることによって材料費を抑えたのです!!
うーむ、成長したとはいえリュウジと皆同じレベルなのね。
しかし同じレベルといってもそれはあくまで課題のクリア方法についてのみ。
料理の出来栄えはまた別問題なのです!

出してきた料理は全員まったく違う方向性に特化した個性豊かなものでした。
五行は人を自在に操ってしまうほどの料理、「五行膳」を髣髴させる魔性の料理を。
蟇目はシンプルでありながらも鮮烈なうまみを持った極上の料理を。
リュウジは……えーと、珍しい料理を。
それぞれが大絶賛される(1名除く)料理を披露しました。
この料理に「勝つ」料理とは一体……?
ジャンはこれ以上無い最上の料理を見せ付けます!!!

今回も「くいてぇ!!」と思わず口に出してしまうほどのおいしそうな料理が続々登場し、料理漫画市場類を見ないほどの強烈なキャラクターが大活躍しているこの作品。
力強くテンションの高い素晴らしい料理漫画なのですが、残念ながら第10巻で完結と相成りました。
寂しいのは確かですが、事実上の最終回がダチョウキックで終わった不遇の名作、「鉄鍋のジャン!」に再び会えただけでも喜ぶべきことでした。
そして最後の最後にあかされたジャンの給料にビックリでした!
ありがとう、ジャン!
お前のヒールっぷりは忘れないよ!!
あとラー油勝負(無印ジャン20巻参照)のときの「シィッ」の可愛さも忘れないよ!!!
連載お疲れ様でした、西条先生、おやま先生!!
次回作も楽しみです!
……「鉄鍋のジャン!S」希望!!

料理漫画に新たな一石を投じた名作を再び甦らせた「鉄鍋のジャン!R 頂上作戦」最終第10巻は好評発売中です!!
あなたも「クカーカカカ!!」と笑う主人公が活躍する異次元料理漫画を目撃せよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!

表紙はこちら!!
画像






本日紹介いたしますのはこちら、「アイシールド21」第33巻です。
集英社さんのジャンプ・コミックスにて刊行、週刊少年ジャンプにて好評連載中!

作者は原作が稲垣理一郎先生、作画が村田雄介先生。
両先生と「アイシールド21」第32巻の紹介は11月5日の記事にて触れておりますのでご覧頂ければ幸いです。

さて、第32巻ではまるで歯が立たなかった大和に一矢とは行かないまでも食らい付いたセナ。
絶望的な実力差のある両チームの間に希望の光が射してきました。
そしてこの33巻。
とうとう泥門が反撃に転じます!!

世界に通じる実力を持つ「本物のアイシールド21」である大和。
彼にとうとう本気を出させたセナですが、実力差が縮まったわけではなく、いまだ歯が立ちません。
そこでセナはモン太とのタッグによるプレイ、クリスクロスに望みを託します!
……が、急ごしらえのプレイで帝黒の牙城をゆるがせることができるわけも無く、あっさりと失敗。
ですがそのプレイの中で見出された新たな光がありました。
それはモン太が鷹を上回っているただひとつの要素、「粘り」でした。
ギリギリまで粘ってからパスを受け取る、そのプレイは鷹を驚かせます。
パスに活路を見出し、モン太にパスを投げるヒル魔。
完全に通った、誰もがそう考えるほどの完璧なパスでした!
……が、鷹はその恐るべき才能でボールを跳ね上げてパスを防いでしまいます。

そのまま帝国ペースで試合は進み、残り10分を切って35-0。
それでも僅かに望みがあるモン太へのパスを続けるしかありません。
……と思わせるのがヒル魔の狙いだったのです!
驚きのプレイでパスを受け取るモン太!!
そしてセナのアシストもありとうとう帝黒からタッチダウンを奪いました!!
ですがその後すぐさま帝黒に追加点を入れられてしまう泥門。
もはや残り時間は5分。
もう少し早くセナのランは諦めてパスで攻める作戦を実行すれば勝ち目はあったはず。
これは「仲間を信じた」ヒル魔のミスである、帝黒はそう告げました。
その言葉にセナはこう考えました。
大和に自分が勝てばヒル魔の考えはミスではなくなる、と!!

相も変らぬ臨場感溢れる絵柄で織り成される驚きの展開の数々はもはや鉄板!
とうとう反撃をはじめた泥門に熱くなり、さらにヒル魔の気持ちに応えんとして立ち上がったセナに滾ること必死です!
長かった戦いもついに佳境!
これから始まるであろう怒涛の展開にワクテカですね!!!
勿論今回も単行本書下ろし満載で連載を読んでいた方も安心ですよ!!
本編ではイマイチ影の薄かった花梨も活躍しております!

アメフト漫画の金字塔、「アイシールド21」第33巻は大好評発売中です。
ますます盛り上がる最終決戦、手に汗握る展開を見逃す無かれ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


アイシールド21 33 (33) (ジャンプコミックス)
集英社
稲垣 理一郎

ユーザレビュー:
セナ、後は「本物」を ...
別の意味で逆転劇期待 ...
もう終わった方が…ス ...
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本日紹介いたしますのはこちら、「SKET DANCE(スケットダンス)」第6巻です。
集英社さんのジャンプ・コミックスにて刊行、週刊少年ジャンプにて好評連載中です!!

作者は篠原健太先生。
篠原先生や「スケットダンス」第5巻の紹介は10月5日の記事にて記載しておりますのでよろしければご覧くださいませ。

さてとうとう第6巻を迎えた「スケットダンス」。
ジャンプの掲載位置の危うさからファンを常にドキドキさせていたこの作品ですが、なんとか軌道に乗ってきたといえる巻数に到達しました。
「スケットダンス」といえば続々と新キャラを出しつつも旧キャラも使い捨てにせず、学園に囚われないバラエティ豊かな物語は日常者にはつき物であるマンネリを防止している意欲作。
第6巻でもそのスタンスは変わらず、様々な舞台設定や新キャラ、旧キャラが活躍しています。

その内容たるや、収録1話目からからいきなりスペースオペラですからね!
スペースオペラといっても全然壮大な物語じゃないんですがそこはそれ、スケットダンスなんですから問題なし!
他にもクイズに挑戦する話、百香メインの話、まさかのダンテメインの話の旧キャラ再登場話、そして某日の金曜日のキャラクリソツな先生、Jソン先生のお見合いに付き添う話などが収録。
これだけでもお腹いっぱいな充実の内容なのですが、今回のメインは3話にわたる中編、カイメイロックフェスティバル編でしょう!
スケット団のメンバーがそれぞれ別のバンドに協力して学校のライブイベントに参加するよ!というお話なのですが、やはりそこはこの作品、素直にそのまま物語が進むはずもなし!
協力相手のバンドにトラブルが発生しスケット団全員バンド参加無しという事態に陥るも、進路に悩む女子生徒が登場することによって一気にストーリーがシリアスになり、きっちりと感動ストーリーに落とし込んでいます!
ギャグ漫画だと油断してぼやぼやしてると後ろからばっさりですよ!!

今回も単行本書下ろし、Q&Aや各話の作者さん自身による解説や読者イラストコーナーにあとがきがついて連載時に読んでいた型も安心のできばえに。
裏表紙の折り返しにも書下ろしイラストが付いて隙がありませんよ!!
挙句に帯には作中で引用した「Funny Bunny」を歌っているthe pillowsの山中さわおさんのコメントまで付いてファンにはたまらないことになっているのではないでしょうか!!多分!!
すいません、音楽ほとんど聴かない俺には未知の世界なのです!!!

という訳でジャンプで密かに人気爆発中の学園ギャグ漫画「SKET DANCE」第6巻は大好評発売中です。
小気味いい台詞から織り成されるギャグの数々は必見!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!

表紙はこちら!!
画像




SKET DANCE 6 (6) (ジャンプコミックス)
集英社
篠原 健太

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久々に全巻揃えている ...
人生の選択 ギャグだ ...
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本日紹介いたしますのはこちら、「GAMBLE FISH(ギャンブルフィッシュ)」第10巻です。
秋田書店さんの少年チャンピオンコミックスにて刊行、週刊少年チャンピオンにて好評連載中!

作者は原作が青山広美先生、作画が山根和俊先生。
両先生の紹介などが描かれている以前の「ギャンブルフィッシュ」紹介記事は「ギャンブルフィッシュ」のテーマにてまとめておりますので気になるお方は是非ともご覧くださいませ。

さて、第9巻ではエミリーの裏をかいた作戦を実行したトムと五木島。
ところがエミリーはその作戦を見抜いており、駆け上がってきた五木島を「夜明けの虹」の餌食としてしまいます。
このままあっさり五木島は退場してしまうのでしょうか!!
脱いでまで頑張った美華さんの立場は!?
どうするトム!!

といったところから始まる第10巻。
五木島はまんまと「夜明けの虹」の術中にはまってしまい……と思いきや、そこはさすがの我らが五木島、ただ無抵抗のままリタイアすることはありませんでした!
なんと金への欲望を燃え滾らせ、最後の執念で自らのフラッグを食べてしまうのです!
これで旗は渡せないし、自分がフラッグを立てる位置に立てばフラッグを立てたのと同じだと言い張り、エミリーに襲い掛かります!
ま、あっけなく金的によってがけから落とされてしまうわけですが。いとあわれ。
しかしその五木島の落ちる勢いを利用してトムが一気にがけを駆け上がってきます!
やはり長かったサバイバルゲーム編、エミリーVSトム無くして決着するはずがありません!
ですが対面してしまえば「夜明けの虹」の術中からは逃れられないはず。
それを打ち破るため、トムは驚きの手段を講じていました!
血に染まった真っ赤な包帯で両目を隠した状態で!!
勝利の為なら手段を選ばないトムですが、まさかその目をつぶしたというのでしょうか。
エミリーは戸惑いますが、すぐに気を取り直してその包帯を破りさってしまいます。
その下にはトムの傷ひとつ無い両目がきちんとあるではないですか!
やはりブラフだとエミリーは勝利を確信し、「夜明けの虹」を使用します!
このままトムはあっけなく敗れてしまうのでしょうか!
いや!最後のトリックがエミリーの予想を上回って炸裂するのです!!

というわけであっと驚くトリックによってエミリーを撃破、その後のトラブルも無事解決して100万ドルを手中にしたトム。
獅子堂学園の理事長によって「OB懇親会」に参加する資格を与えられました。
それはかつてトムの父が阿鼻谷に負け、囚われの身となった対決の場所です!

そしてとうとう明かされてしまった阿鼻谷の過去。
イケメンで天才数学者だった彼がいかにして「アヴィ!!」になってしまったのか、その真実が今ついに明かされるのです!!
全国256万人のアヴィファン必見のエピソードですよ!!

単行本書下ろしの五木島のその後も含め、アヴィ五木の大人気コンビが大活躍する「ギャンブルフィッシュ」第10巻は大好評発売中です!
ついにたどりついた「OB懇親会」という大舞台、クライマックスが刻一刻と近づいてきています!
やっとギャンブルを再開するギャンブル漫画から目を離すなかれ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
あ、勿論今回もサービスシーンありますよ。
なんと温泉に混浴!……水着ですが!!

表紙はこちら!!
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初の表紙を飾る男性キャラがアヴィとか……山根先生空気読みすぎです!!
オマケ4コマでも「阿鼻谷がアヴィ~~ッ!な感じ」「トムがエクストリーム」「美華を脱がせる」「月夜野はまたトイレに直行」とか言ってるし!!
月夜野さんあくまでかませキャラなんですか!?





本日紹介いたしますのはこちら、「弱虫ペダル」第4巻です。
秋田書店さんの少年チャンピオンコミックスにて刊行、週刊少年チャンピオンにて好評連載中です!

作者はウチではすっかりお馴染みの渡辺航先生。
今月は「弱虫ペダル」が29日売りのチャンピオンで表紙&巻頭カラーをかざり、「制服脱いだら」の長らく幻となっていた最終巻の刊行が予定。
更に来月は「まじもじるるも」第3巻の発売、シリウスにて表紙&巻頭カラーに着せ替えカバーが付いてくるなどいきなり大車輪の活躍を見せています。
去年から引き続き大活躍、渡辺先生作品の紹介は「渡辺航」のテーマにてまとめておりますのでお時間ございましたらご参照くださいませ。

第3巻のお話は小野田がロードレーサーにのり、その秘められた才能を徐々に発揮。
一気に1年生レースの本命、今泉と鳴子に追いつきました。
小野田の熱意を感じた今泉達は本気で小野田の熱意にこたえる決心をつけたのでした!
という場面で第4巻を迎えます。
登りに差し掛かるや否や、坂道が苦手であったはずの鳴子が先行!
鳴子は坂を克服すべく取って置きの戦法を編み出していたのです。
ですが今泉は冷静で、頭脳的な走りを見せてあっという間に鳴子に追いついてしまいます。
やはり素人に過ぎない小野田は本気を出した二人には付いていけないのでしょうか。
と思う間もなく小野田は二人に追いついてくるではないですか!
小野田の得意は名前のとおり坂道、笑顔でどんどんとスピードを上げていきます!

その後急激な斜度の変化によって鳴子の快進撃は止まり、ガクンと速度を落としてしまいます。
心配してスピードを落とす小野田に「全力を出して今泉を抜け」と背中を押す鳴子。
熱い思いを受け、小野田はすでに遥か前を走る今泉を追います。
全力とは汗や血の最後の一滴まで出し切ること。
そんなアドバイスを受けた小野田は得意であるのぼりの一着、「山岳賞」を目指して先を考えない「全力」を出し切ります。
みるみると差を縮めて行く小野田。
そんな必死な姿に今泉もつい感情的になり、冷静さを捨てて猛烈に自転車を進めてしまいます。
本気対本気、小野田と今泉、どちらが一番速く山頂に到達するのでしょうか!!

第4巻ではそんな熱いレースが迫力溢れる作画で力強く描かれています。
特に今回のレースクライマックスは特筆に値するできばえで、思わずページを読み進める手が早くなってしまうほどです。
クライマックス以外の場面でも鳴子や今泉の心の動き、どんどんとレース中に成長を遂げる小野田などの様々な起伏ある展開が続き、簡単に読者に予想させない白熱のストーリーは必見もの!
レース編終了時の爽やかな味わいも秀逸で、第一部・完、と言ってしまいたくなるような奇麗な結末を迎えています。
次巻からは新たな展開も本格的に始動し、類稀なる才能を見せた小野田が更なるステップアップを見せ、今泉や鳴子との友情を深めていく展開が期待できるのではないでしょうか。

チャンピオンには数少ない王道少年誌的スポーツ漫画、「弱虫ペダル」最新第4巻は大好評発売中です!
思わず読み手にも力が入ってしまう熱血スポーツ漫画の新たなる傑作を見逃すなかれ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!

表紙はこちら!!
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弱虫ペダル 4 (4) (少年チャンピオン・コミックス)
秋田書店
渡辺 航

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1巻からこの4巻まで ...
1年生レースついに決 ...
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