3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです! ※作品記事につきまして、権利者様が問題があると感じられた場合はご一報ください。対応いたします。

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本日紹介いたしますのはこちら、「ピューと吹く!ジャガー」第17巻です。
集英社さんのジャンプ・コミックスにて刊行、週刊少年ジャンプにて連載されています。

作者はうすた京介先生。
うすた先生の紹介などは09年2月10日の記事にて触れておりますので、そちらもあわせてご覧頂けると嬉しい限りでございます。

さて、第17巻でもいつもどおりのギャグが展開しています。
4話にわたって展開する議事合コン状態でハマーが調子に乗る中編シリーズや、ドキュメント番組かと思ってみていると実はCMでビックリする番組のパロディ、久々に登場する父次郎の漫画の話、第6~7話で登場して以来トンと姿を見せなかったクマの着ぐるみが捨てても捨てても帰ってくる恐怖(?)を描いた話……などなど、たっぷりと収録されたギャグのオンパレードは流石の一言です。

どれをとっても面白い作品ばかりなのですが、今回は新キャラに注目してみたいと思います。
出ては消え、出ては消えていくジャガーのキャラクター達。
多くのキャラは再登場の機会なく消えていく、熾烈な複数回登場サブキャラの座争奪戦。
そんなのか、この第17巻で連続したエピソードでなく2回登場する新キャラが現われたのです!
しかも貴重な女性キャラ!
更におばさんでもおばあさんでもない、ちゃんと若い女性なんですよ!!
その名も
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フランツ帝国の王女キャサリンアルトです!!!
突然ピヨ彦達の部屋にやってきた彼女は何者かに追われており、偶然ここにたどりついたんだそうです。
なんていうか自分の設定について訥々と語ったかと思うと、その後突然TVのアニメを見始めます。
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そしてアニメを見終わると改めて名乗って
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青木……アルトは帰っていくのでした。
その後図書館で再開し、また妙な行動をする彼女。
どうやら劇場アニメ版とのタイアップ(?)キャラの様子ですが、フェードアウトするには惜しい感じがします。
この調子で固定サブキャラの座を狙って欲しいですね!!

単行本書き下ろし要素として第15巻で行った「うろ覚えお絵かき大会」のリメイク、「うろ覚え大会で描いた人物を実物を見ながらイケメン風に描きなおす」という謎オマケが収録!
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左が15巻で右が17巻のもの。
こんな感じであまりにもカオスなおまけになっています!
また、ハミィの妹的存在の新メカの登場や、ポギーの旅立ちも描かれ、今後……があるのかどうかはわかりませんが、とにかくその後の動向がどうにも気になってしまう話も展開!!
再登場やこの先が描かれるかどうかは置いておきまして……いろいろ広がりそうですよね!
「ジャガー」ですからきっちり収拾つけるとは限りませんけど!!

ジャンプの巻末で安定した笑いを供給し続けるザ・しんがりギャグ「ピューと吹く!ジャガー」最新第17巻は好評発売中です!
09年初春に公開された劇場版アニメのDVDも発売され、いよいよ持ってTVアニメ化以外のメディア展開をやりつくしたこの作品自体の今後にも要注目ですね!
ちなみに先日コンビニ専売で実写劇場版DVDの廉価版が発売されたので購入してみたのですが……なんか評価が難しい映画でした!!!!
980円で人気俳優の要潤さんのはっちゃけぶりが見れるんですから映画の内容に満足できなかったとしても損はしないはず!
気が向いたらそちらもあわせて購入されてはどうでしょうか!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


ピューと吹くジャガー 17 (ジャンプコミックス)
集英社
うすた 京介

ユーザレビュー:
もうすでに。。もうす ...
ジャガーさぁぁぁん! ...
何が面白いのかがよく ...
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本日紹介いたしますのはこちら、「範馬刃牙」第19巻です。
秋田書店さんの少年チャンピオンコミックスにて刊行、週刊少年チャンピオンにて連載中です。

作者は板垣恵介先生。
今までの本作の紹介は「板垣恵介」のテーマにてまとめておりますので、そちらもよろしければご覧くださいませ。

さて、第18巻ではジャック・ハンマーVSピクルと言う最新VS最古の超弩級の決戦がはじまり、そして健闘を見せたもののジャックは敗れ去ってしまいました。
ですがその時ジャックは何かを感じたようで、とどめも刺さず捕食もせずにその場から立ち去ろうとするのでした。

第19巻では早速ピクルが立ち去った理由が明かされます。
野生のカンで得体の知れぬ危険を感じ取ったらしい……のですが、完全に意識を失っているジャックにどんな危険があるというのでしょうか。
すっかり戦う気をなくして座り込んでしまったピクルを尻目に、ジャックの様子を見に近寄るご老公。
その瞬間!
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意識を失ったはずのジャックが攻撃をして来たのです!!
行住坐臥戦うことを考え、とにかく相手を倒すことだけをその細胞にしみこませ続けていたジャック。
その異常な日常が、その体の奥底に「倒されても倒す」という執念を刻み付けていたのでした!

病院に担ぎ込まれたジャックですが、目を覚ますや否や再びピクルのもとに駆けつけます!
戦いを中断してしまい申し訳ないと一礼し、そのままピクルへ蹴りを叩き込むジャック!
礼儀正しいんだか無礼なんだか……わけわかりません!
蹴られたピクルはダメージよりも倒したはずの得物が再び襲い掛かってくるという、彼の生きた時代にはありえなかった出来事に怯え、なんと逃走を始めます!
海辺のカップルのようにしばしの追いかけっこを楽しんだ(?)後、恐怖をかろうじて振り切ったピクルは反撃に転じ……
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また回されてしまうのでした!!
ジャックさんむかしっからよく回すし回されますね……

超自然児ピクルに、超不自然を見せ付けて更なる奮闘を見せたジャックでしたが、またも日に二度の敗北をした上2度目の敗北のあとピクルに「食料として保存を試みられた」と言う事実を聞くと流石に敗北を認めたのか、声にならない声を上げて嘆きます。
また1人ピクルの餌食となってしまったわけです……
そうなればとうとうと言うかやっとと言うか、いいかげんにと言うか……バキの出番です!
また誰かに先に取られないようにピクルがやる気出すまで目の前で順番待ちを始めたバキ。
ですがピクルはもう餌を求めて戦闘しなくてもいい状況になってしまいます。
なんでもピクルと共に見つかった恐竜の肉の培養に成功しそうで、食糧問題が改善されるんだとか。
……アレ……ピクルって自分が仕留めた物じゃないと食わないんじゃなかったですっけ……?
いくらもともと自分が仕留めた恐竜といえど、切り分けられた肉をわたされて納得するとは思えないんですが……
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超笑顔でむしゃむしゃ食べる上にバキにわけてくれます!!
細かいこと気にせず食べちゃうほど美味いんですね、ティラノ……

ともかくこのままじゃ埒が明かないとバキが動きます。
バキが取った行動……「優しく頬を叩く」によりピクルは猛然とバキに突進!
バカにされたと感じたピクルははじめて生きる為で無い戦いをはじめることに!
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長かったピクル編も恐らく最終章に突入!!
バキはどうやってこんなおっそろしい強さを持つピクルを倒すというのでしょうか!
目の離せない超絶バトルの幕が上がります!

一方その頃みんなのアイドル勇次郎の注目の情報が明らかになっていました!!
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好物は北海道産のメフン!!!
凄い!全然知らない食べ物だ!!グルメ!!
そして戦闘がらみ以外で笑ってる勇次郎とかレアです!!

なんと言うかとにかく強い描写ばかりが目立つピクルが更に強く描かれています。
中国4000年でも真マッハ突きでも超最先端ボディでも倒すことはおろか大きなダメージを与えることすら出来なかったピクルを、バキがどうやって倒すのか。
とにかく焦点はそこに集まってきたようです。
勇次郎もはっきりとバキVSピクルから手を引くようですし、とにかく待望の一戦を見守ることにしましょう!

登場から約2年、史上最強の男ピクルとの最終決戦がとうとう始まった「範馬刃牙」最新第19巻は好評発売中です!!
勇次郎好物ご馳走してもらってるのに意味もなく物ぶっ壊すなよ!と思わず突っ込んでしまいたくなるシーンや、妙に美味そうなお食事シーンも見所ですよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


範馬刃牙 19 (少年チャンピオン・コミックス)
秋田書店
板垣 恵介

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ピクルvsジャック  ...
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本日紹介いたしますのはこちら、「魔境のシャナナ」第1巻です。
新潮社さんのバンチコミックスにて刊行、週刊コミックバンチにて連載されています。

作者は原作が山本弘先生、漫画が玉越博幸先生。
山本先生といえばいまや「と学会」の会長として広く知られておりますが、もともとは小説家。
多数のヒット作を生み出した実力派で、俺も当時は妖魔夜行シリーズなどを好んで読んでいたものです。
そして玉越先生は皆さんご存知「BOYS BE…」を生み出した漫画家。
先生の描く可愛らしい女性キャラとエロス描写にはいろいろとお世話になった方も多いことでしょう!

さて、こちらの作品は今となっては珍しい、もしかしたら日本漫画界自体でも珍しい、ジャングルに住む野性的な女性キャラが主人公の冒険活劇……いわば女ターザン漫画です。
オカルティックな要素やバトル要素、様々なトラップをかいくぐるインディジョーンズ的要素に加え、玉越先生らしいラブコメ的要素、そして山本先生由来っぽいエロスな要素などなど、とにかくこれでもかとばかりにギュギュッと詰め込まれた欲張りな物語が展開しています。

物語は1947年、ジャングルの探検隊の1人であるトミーが密林の奥地で金髪の美少女シャナナと出会うことから始まります。
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探検隊が巨大なジャガーに襲われ、逃げ出したものの追われていたところをシャナナ救われたのです。
美しく純粋で天真爛漫な性格ですが、その身体能力は以上ともいえるほど高く、素手による打撃とナイフ一本で身の丈数メートルはあろうかと言うジャガーを撃退してしまうシャナナ。
ジャングルで1人暮らしていた彼女はトミーの持つ文明の利器などに興味を示し、すぐに打ち解けるのでした。

その後ジャガーの餌食になったと思われていた父率いる調査隊と合流を果たすトミー。
シャナナは彼らが求めていた遺跡の場所を知っているそうで、調査はとんとん拍子に進みます。
たどりついた遺跡はただならぬ雰囲気を秘めており、数々のトラップにかかったとレジャーハンターたちの亡骸が散乱していました。
恐ろしいわなの数々が無数に仕掛けられているその遺跡ですが、脅威の身体能力を誇るシャナナは罠にかかっても回避してしまい、これまたあっさりと最深部に到着。
そこには水晶か何かで出来たように見える蠍の像が安置してありました。
その像は怪しげな光に包まれており、シャナナは野性的なカンでそれに触らない方がいいと判断。
調査隊も科学的な設備を持ってきてしっかりと調査してからの方がいいだろうと言う結果に落ち着きます。
ですがどんな団体にもひねくれ者はいるもの。ましてやこれは漫画ですから事件が起こらないはずもなし。
邪な男が深夜1人でこっそりと蠍の像を奪おうとするのです!
気付いたシャナナはそれを咎めるのですが、男の放った銃弾をかわす際に像を包む光に触れ、なんと蠍の像のように水晶化してしまうでは無いですか!
そして光から外れた蠍の像は姿を変え、おぞましいバケモノへと変じたのです!
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実はこの遺跡、宝を隠していたのではなくこのバケモノを封印する為に作り出されたもの!
封印から解き放たれたバケモノは様々な他の生物と同化してみるみる巨大に、凶暴になってきます。
このまま放っておくことなど出来ませんが、普通の人間では太刀打ちすることができません。
ならばとトミーは意を決し、遺跡の最深部に1人走ってシャナナを救出。
バケモノとの決戦が始まります!!

物語の見所は、とにかく昔懐かしいにおいのする展開の数々。
罠たっぷりの遺跡を探検し、奥にあるのは封印された魔物。
その封印をといてしまい、退治するために奮闘する……まあなんと7~80年代のアメリカ映画くさいストーリーでしょうか!
その上主人公が幼い頃から1人ジャングルで暮らしてきた白人と言う、まさしくターザンそのものなのですからより一層レトロな感慨に浸れるという者です!
やってることはB級そのものなのですが、このコンセプトからすればまさにこれが自然!
細かいことはキニシナイ、単純娯楽作品といえるでしょう!
それでいてロマンスを交えて恋愛要素もいれ、異常な身体能力の謎やシャナナが身につけている首飾りの謎などなどの今後に繋がる伏線のようなものをしっかり作ってるのも流石!
ちゃんと物語の筋道を考えているからこその大胆な物語運びというわけなんでしょうか。
山本先生、やりおるワイ!!

……とはいえそれ以上に目を引くのはエロスなシーンであることは否めないでしょう!
ジャングル暮らししか知らない為か、惜しげもなく裸を晒しますし、
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無防備でトミーの妄想を呼び起こしますし、(当ブログはよいこ向けですので修正を入れております!あしからず!)
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それゆえに普段着ない服を着ると自分からめくっちゃいますし……
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まだまだエロスシーンはてんこ盛り!
連載誌が青年誌と言うこともあるのか、もう好き放題描いていらっしゃいます!
物語も作画も好き放題という、もうとにかく欲張り仕上げですよ!!

出来のいいB級映画テイスト溢れるエロスアドベンチャー漫画、「魔境のシャナナ」第1巻は好評発売中です!
ベテランSF作家とベテランラブコメ漫画家の化学反応を存分に楽しむべし!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!

魔境のシャナナ 1 (BUNCH COMICS)
新潮社
山本 弘

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本日紹介いたしますのはこちら、「サイレントブラッド」第1巻です。
秋田書店さんの少年チャンピオンコミックスにて刊行、月刊少年チャンピオンにて連載されています。

作者は原作が神先史土先生、漫画が太田正樹先生。
神先先生は99年ごろから主にマガジンで漫画原作者として活躍されております。
太田先生はざっと調べた感じ02年ごろ神先先生とのタッグによる「復活師レオン」にてデビューした新鋭の漫画家です。

さて、こちらの作品はパニックホラーに分類されます。
得体の知れない症状を発症した患者から明らかになる恐怖の連鎖を描く、今はやり(?)の感染拡大モノになっています。

主人公は真壁海音(まかべ かいん)。
海辺にある片田舎、潮崗村に相棒と共にやってきた医師です。
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ですがこのカイン、口数も少なく人付き合いもまともにしないような無礼で無愛想な性格の上、特定の興味がわく患者しか相手にしないという医師失格とも取れるような男!
そんな彼がこの片田舎にやってきた理由はやはり彼が求めるものがここにある、と踏んだから。
病院につくなり彼がした事は動物病院でも無いというのに、「犬の手術」でした。
来る途中にいた怪我人を命に別状無いからと放って置いたほどの男であるカインがなぜ犬の手術などするのか?
答えは一つ。
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彼は寄生虫駆除を専門分野とする、寄生虫狩人(パラサイトハンター)異名を持つ男だったからなのです!

時は少しさかのぼり、カインが所属することになった江田園病院に、得体の知れ無い症状の女性患者がいました。
傷を折った腕が不気味にはれ上がり、体は不調を訴え、多量の水を欲する……とにかく見たことの無い症状で、とりあえず検査の為入院することになったのです。
彼女が入院し、カインが赴任してきたその夜……当直の医師が変死を遂げました。
体中の血を吸い取られ、干からびたようになって死んでいた当直の医師。
その犯人は
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入院していた女性患者だったのです!
……しかも……はいてない!!

変死体に色めき立つ病院の中、女性患者は更に異常な行動をとります。
病院にある輸血パックを奪って飲み干し、知人の女性にまで襲い掛かって血を吸おうとする……さながらゾンビか吸血鬼のような行動を。
女性患者が新たな犠牲に手をかけようとしたとき、阻止したのはほかでも無いカインでした。
カインは女性患者に薬物を注射して行動不能にし、手術台に運んで縛りつけます。
すぐさま開腹し、オペを始めるのですが……
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体内から膨大な量の寄生虫が姿を現わすではないですか!
女性の恐ろしい行動の数々はこの寄生虫の仕業で、なんとカインはこれを求めてこの場所にやってきたのです!

様々なトラブルが会ったものの、手術は何とか成功。
カインは快復した女性患者に話を聞き、どこで寄生虫に観戦したのかを聞きつけます。
相棒と共にやってきたのは寂れた漁港。
ですがいくら片田舎の漁港といえどもそこは異様なまでにひっそりとしすぎています。
程なくして見つかる血痕と、1人の男。
その男はいきなりカイン達にいきなり襲い掛かってきたかと思うと、その姿をみるみると変貌させていきます。
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完全にバケモノと化した男。
先ほどの女性患者に宿った寄生虫がもたらす末期症状です。
人間の血液を求めて襲い来る男をもう手の施しようが無いと容赦なく叩き殺すカイン。
その無慈悲さに驚く間もなく、新たな脅威がカイン達を襲うのでした……

と言うわけで、物語の導入部に当たる展開を見せた第1巻。
人に寄生し不可逆の変化を促して血を求めるだけのバケモノにしてしまう恐ろしい寄生虫。
今後はこの寄生された人々の成れの果てから逃げ、戦い、大元を絶とうと動く話になるであろうことはおそらくまちがいないでしょう!
ですがこの寄生虫の感染媒介や、カインたちは何故ここに未知の寄生虫がいると知っていたのかという数々の謎が残され、主人公の性格悪さも手伝って普通の物語にならないことも恐らく間違いありません!
どういった真相が隠されているのか、そしてどのように物語を収束させていくのか。
非常に先が楽しみです!
寄生虫という漫画ではあまり取り扱われず、そして某同人が元の大ヒット作品で使用されて受け入れられる土壌がある題材を選び、パニック物に昇華させたという点も目の付け所がよいのではないでしょうか!
また、単行本書き下ろしのオマケにキャラの設定や、舞台となった村の設定が書いてあるのですが……どうでもよさそうな細かな設定にまぎれ、「さまよえる幽霊船が漂着した伝説がある」等と言う今後にかかわってくるんだろうなというキーワードもあり、いろいろと考えさせる仕掛けが施してありますよ!

パンデミックパラサイトパニックホラー、「サイレントブラッド」第1巻は好評発売中です!
読むと体がむずがゆくなる新感覚ホラーを堪能すべし!
あと第2巻は8月発売ととても近いので要注意ですね!!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!

……あ、虫苦手な人は「寄生虫」でググらないほうがいいですよ……
いや、ホントに。
いきなり画像……が……





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本日紹介いたしますのはこちら、「STEEL BALL RUN(スティール・ボール・ラン)」第18巻です。
集英社さんのジャンプ・コミックスにて刊行されています。

作者は波紋使い漫画家、荒木飛呂彦先生。
荒木先生の作品などの紹介は「ジョジョの奇妙な冒険」のテーマにて一緒くたにまとめさせて頂いておりますのでそちらもよろしければ見てやってくださいませ。

さて、第17巻では大統領とDio&ウェカピポの戦闘が始まりました。
謎が謎を呼ぶ不可思議な能力を操る大統領に翻弄されるDioたち。
そのころジャイロは襲ってきた刺客を一蹴しますが、ジョニィは銃弾を撃ち込まれ大ダメージを負ってしまいます。
目撃者に寄ればジョニィを撃ったのは単独犯であると口をそろえますが、Dioだという者、ウェカピポだという者、大統領だという者……別々の犯人を挙げるではないですか!
理解不能の不可思議、まさかこれが大統領の能力なのでしょうか……?
その謎が明かされます!!

大統領の顔面に鉄球を撃ち込んだウェカピポ。
ですが撃ち込んだはずの大統領の顔面には奇怪な穴が開いており、ダメージはまったく負っていない様子です。
それは大統領のスタンド、「Dirty deeds done dirt cheap(いともたやすく行われるえげつない行為)」通称「D4C」の能力の片鱗!
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すかさず襲い掛かってきた大統領に応戦するDioたちですが、何かに溶け込むように姿を消してしまうD4Cに翻弄されてしまいます。
国旗に吸収されるかのように消えてしまった大統領ですが、その旗から確実に大統領のにおいを感じるDioは意を決して旗をめくりあげます。
なんと大統領はその旗の裏に平面のようになって張り付いていおり、瞬く間にDioを旗の中に引きずり込むではないですか!
Dioが気付くとそこにはなんと、奇妙すぎる光景が広がっています。
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二人いる大統領、ウェカピポと……もう1人いる自分!!
「体半分だけこっち側に入れてやる」とまたも謎に包まれた言動を残した大統領は、Dioから遺体の左眼球を奪ってしまいます。
その瞬間、もう1人のDioともどもDioの体がバラバラに崩れだすでは無いですか!

この状況でDioはD4Cの能力に気が付き始めます。
「同じ場所」の「となりの世界」を複数同時に存在させる、それがD4Cの能力!!
さらにこの世界に存在する「別の世界の自分同士があってしまうと消滅してしまう」というルールの適用外となる能力も持ち合わせているのです!
絶体絶命となったDioですが、手下の恐竜を使って起死回生の一撃を導き出して大統領に打ち込み、
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大統領のいったん引かせる事に成功。
さらにDioらしい狡猾で非常な手段を使って機器から脱出しました。
なんとか窮地を脱出したDioと、こちらも大統領の能力を理解したジョニィ達。
Dioは己の欲望の為、ジョニィは僅かながら動き始めた足の……未来の為、ジャイロは信じ続ける信念の為、大統領の打倒を目指すのでした!
そのヒントとなるルーシーの元へ向かおうとするジョニィ達ですが、そのころルーシーの身には更なる危険と謎が降りかかっていたのでした……

とうとう明かされた大統領の能力。
他の世界に引きずり込まれればほぼ即死、オマケに大統領自身は他世界に隠れたり他世界の自分を身代わりにしたりできるという、攻守共に死角が見当たらない恐るべきものです。
そのうえ遺体の全てを手中に入れ、もはや大統領の道を阻むものなどいないとさえ感じてしまいます。
そんな絶望的状況下で決意を新たにしたジョニィ達と、まだまだ野望を諦めないDio。
激突はそう遠いことではなそうです!
ルーシーが受胎した謎のなにかも今後を大きく左右するのも確実で、予想なんてつくはずも無い意外な展開を迎えてくれそう!
ますます目が離せませんね!!

大統領の驚くべき能力が明かされた「STEEL BALL RUN」最新第18巻は大好評発売中です!
ますます奥深い荒木ワールドを見せ付ける本作、漫画好きなら必見というほかなし!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


STEEL BALL RUN vol.18 (ジャンプコミックス)
集英社
荒木 飛呂彦

ユーザレビュー:
D4C!!#69「D ...
ジャンプらしいという ...
濃縮薄い、確かに薄い ...
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