本日紹介いたしますのはこちら、「範馬刃牙」第22巻です。
秋田書店さんの少年チャンピオンコミックスより刊行、週刊少年チャンピオンにて連載されています。
作者は板垣恵介先生。
今までの本作の紹介などは「板垣恵介」のテーマにてまとめておりますので、そちらもよろしければご覧くださいませ。
第21巻では小細工無しの殴り合いの末、ピクルの攻撃を完全に見切って金的を決めたバキ。
ですがピクルもこの程度では心が折れるはずもなく、ピクルの更なる怒りを呼び起こすのです。
いよいよたどり着いた最終局面。
ピクルは今までよりも更なる獰猛さを感じさせるすさまじい表情を浮かべています。
ですがピクルの変化は表情だけではありませんでした。
浮かび上がってきた規則的に並んだ奇妙な傷跡。
まるでたすきのようにぐるりと背面から前面に付いた、現代では考えられない奇妙なそれ。
考えられる原因は一つ。
ピクルの宿敵であったティラノサウルスの噛み付き痕!
この傷跡はティラノサウルスに噛み付かれるという絶命直前の状態からすらも生還した、不死身のような戦闘力を持っているという証なのです!
変化はこれだけではありません。
不気味な音を立てて関節を変形させ、
より獣に近づいた異形の体形へと変じたのです!
あれ、本気=四つんばいじゃなかったでしたっけ……?
いや、これはきっとピクル自身も初めて体験する本気を超越した本気なんでしょう!きっと!
この異形への変身を自分の実力への敬意、友情であると受け取ったバキ。
その友情にこたえようと、バキはピクルの放つすさまじい打撃を避けずにその身で受けました。
ですがガッチリガードしたにもかかわらず大きく吹き飛ばされてしまいます。
バキがすぐさまもとの場所へと戻ると、ピクルが次に放ったのは強烈なアッパー。
それに対してバキは
鋭いジャンプキックをアッパーを放つ腕に突き刺すように振り下ろします。
すると不思議!!
ピクルがアッパーを思い切り振りぬいたにもかかわらず、バキは同じ場所にあっさりと着地したのです!
不思議な顔をする一同に、「より速く鋭く同じ場所に同じ力で迎え撃ったから吹っ飛ばなかったよ!」と解説するバキ。
いや、そんな超絶威力同士がぶつかったら衝撃で両方とも大ダメージ受けない!?と言う突込みをしたいところですが、「これが技術」と語っているのですからきっとなんか先程の台詞では説明できないすごい技を使ったんでしょう!
範馬の血を引いてれば超技術を使ってもなんら不思議じゃありません!!
対峙するピクルに対し、自分はあらゆる面で同等かそれ以下だと語るバキ。
それをカバーするのが技術であると、バキはピクルの攻撃を防ぎつつ攻撃を当てていきます。
研鑽してきた技術、それは昔から守るため、憎しみのため、悲しみのため……様々な歴史を孕みつつ継がれてきたもの。
この連鎖は手放せない、と自分の持つもの全てをぶつけんとするバキ。
するとバキにはピクルの後ろにも見えたのです。
ピクルが今まで受け継いできた、激しい闘争を繰り広げた恐竜……友のとの絆が。
そしてその恐竜達の中に混じってピクルを支える烈、克巳、ジャックの姿!
背負っているものでも自分と引けを取らないピクルを前にして、バキはその強さに思わず呆然としてしまうのでした。
そこに容赦なく襲い掛かるピクルの拳!
バキはこの拳をそのまま食らってしまうのか?
肉体、精神、背負うもの全てで同等以下と思われるバキが、技術だけでピクルを倒すことが出来るのか?
戦いはいよいよ決着の時をむかえるのです!!
長かったピクル編もいよいよ決着。
バキVSピクルだけでもおよそ丸3冊、ピクル編導入から考えれば13冊……2年半!
烈の片足、克巳の片腕、ジャックのお顔の皮と何匹かのシベリアタイガーと言う犠牲を払った史上最強の男との対決が遂に終わるのです!
細かいところは置いておいて、久々のとっぴな技やあっけない決着を排除した真っ向勝負だったこの勝負、思わず白熱してしまう一戦になっていたと言えるのではないでしょうか!
いや、結果はちょっとモヤモヤしますけど……
とはいえこうなれば後に残るのは勇次郎戦。
さぁ最終決戦です!!……と行かないのが本作!
なんとなくですけど色々他に寄り道したあと、ピクルが勇次郎に割とあっさりぶっ飛ばされる気がするのは俺だけでしょうか……
地上最強の息子と史上最強の原人、その決着が描かれる「範馬刃牙」最新第22巻は好評発売中です!
外伝やSAGAも含めると今巻でバキシリーズ通巻98巻目!
ラスボスとの対決の機運も高まり、100巻も間近となった本作は今巻も変わらずハイテンションで殴り合ってますよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
範馬刃牙 22 (少年チャンピオン・コミックス)
秋田書店
板垣 恵介
ユーザレビュー:
既に作品の存在価値も ...
これで完結でいいよピ ...
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