3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです! ※作品記事につきまして、権利者様が問題があると感じられた場合はご一報ください。対応いたします。

カテゴリ: 恩田チロ

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今回紹介いたしますのはこちら。

「姉のおなかをふくらませるのは僕」第3巻 原作・坂井音太先生 作画・恩田チロ先生 

秋田書店さんのヤングチャンピオンコミックスより刊行です。続きを読む

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今回紹介いたしますのはこちら。

「姉のおなかをふくらませるのは僕」第2巻 原作・坂井音太先生 作画・恩田チロ先生 

秋田書店さんのヤングチャンピオンコミックスより刊行です。続きを読む

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今回紹介いたしますのはこちら。

「姉のおなかをふくらませるのは僕」第1巻 原作・坂井音太先生 作画・恩田チロ先生 

秋田書店さんのヤングチャンピオンコミックスより刊行です。続きを読む

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本日紹介いたしますのはこちら、「メイデン/エイド」第2巻です。
秋田書店さんのヤングチャンピオン烈コミックスより刊行されました。

作者は恩田チロ先生。
本作第1巻の紹介は、11年11月19日の記事にて記載しておりますので、あわせてご覧くださいませ。

さて、その体にアマラと言う女性の人格を宿す、しをん先輩に惚れてしまった一斗。
流れで彼女とおなじボランティア部に入ることになった一斗ですが、そこではオカルティックな事件に遭遇することになるのです。

あるとき、一斗に何か「影」が纏わりついていたことに気がついたしをん。
彼女はいきなり自分のおなかの中に手を突っ込みました。
明らかにおなかの中に沈み込んでいる手。
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やがてその手はおなかの中から何かをつかみ出したではないですか。
それは、何か光を発している遺志のようなもの。
何でも井上あたりにたまっている生命エネルギーだと言うのですが……
口にふくむとその遺志は液体になり、自然と体の奥へと吸い込まれていくようでした。
しばらくはこの力が一斗を守ってくれるとのことで。
わざわざこのために自分を訪ねてきて骨を折ってくれたしをん。
一斗はさらに彼女に心酔することになるのです。

翌日。
しをんはなにやら疲れているようで、学校の屋上で眠りについてしまいます。
アマラに促されるまま毛布を持ってきてしをんにかける一斗ですが、彼女が疲れている理由と言うのを聞いていたたまれない気持ちになってしまうのです。
昨日渡された生命エネルギー。
それを分け与えてしまったために、ここまで疲れてしまっているのだ、と。
そこまでして助けてもらう必要なんてないのに。
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しをんを思うあまりそう呟いてしまう一斗ですが、そこでアマラは身につけている鈴を取り外し、一斗の額に当ててきました。
すると一斗の脳内に、ある映像が広がり始めます。
はるか昔の、とある村の風景。
それはアマラ自身すらほとんど忘れてしまっている、古い記憶だと言うのですが……

褐色の肌に金色の髪。
そんな容姿で生まれてきたアマラは、親にすらないがしろにされていました。
ついにはどこへなりと消えろと道に放り出されてしまったアマラは、途方にくれて地蔵の前で座り込むばかり。
そんな彼女に手を差し伸べたのは、旅のお坊さんだったのです。
彼女を哀れんだのか、握り飯を分け与えてくれたお坊さんにアマラは素直に感謝の意を表します。
その感謝の形は、「明日は今来た道を通ってはいけない」と言う不思議なアドバイスで表されました。
なんなのかはわからないものの、素直にその話に従うお坊さん。
翌日、通ってはいけないと言う道は山崩れで完全に塞がれてしまい……何人もの犠牲者を出す賛辞になっていたのです!!
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どうやらアマラには未来を見る力がある様子。
母親に捨てられたのも、このチカラを不気味に思われたのが一因であるようです。

その後、アマラの予知をお坊さんがうまく伝え、行く先々を干ばつや飢饉から救いながら旅をしていく二人。
アマラの予知の力を、人を救うために使え。
人々が、自分が自分を救うための物になることを信じて。
そしてそれが、アマラ自身の救いになることも信じて……
ですがそう伝えられたお坊さんの教えは、無残にも裏切られることになってしまいます。
人々に尽くしてきた月日も十年がたったある日のこと。
二人が身を寄せていた村に襲い掛かった疫病。
それを呼び込んだのがお坊さんとアマラだと村人達は決めつけ、武器を手に殺意をむき出しに詰め寄ってきたのです!
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絶体絶命の危機に、お坊さんは礼を言ったかと思うとアマラを川に突き落とし、その場から逃がしました。
遅々と慕っていたお坊さんの姿がどんどん遠ざかる……
むなしい叫びはどこへも届かず、翌日になってやっとアマラがその現場に戻ると、そこに待っていたのは
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無残な炭となったお坊さんの骸でした。
アマラはお坊さんからかけられた言葉を思い出しながらも泣き続けます。
その悲しみ、苦しみを憎しみに変えてはいけない。
人々を救うための苦しみだと言うことを忘れるな……

アマラもまた、しをんのように人を救うために自分の苦しみもいとわない存在なのです。
確かにアマラが父と慕う人物の教えを受け、こういう生き方を選んだと言う事情は理解できました。
ですが、事情がわかったからといって納得できるかと言えばそうではありません。
一斗のように問題を抱える人の為に、しをんやアマラのような人の人生が犠牲になっているんじゃないのか?
一体そんな運命は、何によって決められていると言うんだ……
一斗は沈んだ顔のまま、しをんを見つめ続けるのです。

そして一斗は語りはじめます。
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中学二年生のときに起きてしまった、悲しく忌わしい事件を。
そしてその事件を想い起こしていくうちに、一斗はある真実にたどり着くことに。
その真実は、一斗に新たな一歩を踏み出させることになるのです!!

というわけで、完結を迎える本作。
第1巻のエロスラブコメ風味から一転し、今巻の最初のほうではオカルト事件解決物に変貌したかと思いきや、中盤では再びエロスラブコメ風味に転換。
そして一気に畳み掛けるようにクライマックスへと向かっていくことになるのです!
オカルトバトルにエロスラブコメ、そしてシリアスなドラマまでもがこの1冊にみっちり収録!
三種の違った味わいが楽しめますよ!!

アマラと一斗の過去が明かされる、「メイデン/エイド」最終第2巻は全国書店にて発売中です!
シリアスなドラマと、エロスの同居する本作。
思わせぶりなだけで終わるかとも思われた、塚手先生メインのお話も収録されておりますよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


メイデン/エイド 2 (ヤングチャンピオン烈コミックス)
秋田書店
2012-06-20
恩田 チロ

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本日紹介いたしますのはこちら、「メイデン/エイド」第1巻です。
秋田書店さんのヤングチャンピオン烈コミックスより刊行、ヤングチャンピオン烈にて連載されています。

作者は恩田チロ先生。
恩田先生は04年ごろデビューし、それ以降成年向け漫画を中心に活躍されてきた漫画家です。
本作は比較的珍しい恩田先生の一般向け漫画ですが、やはり恩田先生の持ち味でもあるエロスが前面に押し出された作品となっています!

入学式。
緊張と期待と不安が綯い交ぜになるこの一大イベントで、一斗はある人物に目を奪われてしまいました。
生徒代表として壇上で演説をした二年生、天神原しをん。
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一目惚れと言うやつなのでしょうか……これだけならばそれほど珍しいことではないかもしれません。
ですがこれからこの2人は様々な縁で結ばれることになるのです!

入学初のホームルームが始まりました。
なにやら担任の塚手先生はなにやら重要そうなお話をしようとしているのですが、一斗の背中をつつきながら後ろの生徒が話しかけてきます。
一斗が後ろを振り向いてみれば、そこにいたのは小学校まで一緒の学校だった虹本えなでした!
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不意に出会った知り合いにいきなり盛り上がってしまう2人ですが、いきなり騒ぎ出しては先生も黙っちゃいられません。
一喝したあと、ようやく本題に入り始めました。
この学校に来ているということは、「問題児」とされたものたちのはず。
だがそんなことは気にするな、生きるためのルールここの教師が叩き込んでやるから後はお前達しだいだ、と。
そしてさらにこの後こんな言葉を続けます。
幸いこの学校は異性交遊も社会勉強だから大いにやれ!
その言葉を聞いた生徒たちは大盛り上がり!
塚手はそのあとまだ何か決まりがあることを伝えようとしますが、この熱狂を見てとりあえず今は夢を見させてやるかと口をつむぐのでした。

わりと冷静な一斗は、落ち着いたところで生徒手帳を確認。
やれと言うわりには厳しい決まりごとがあるようです。
まあ自分には関係ないか……と手帳を置く一斗ですが、その時脳裏にあのしをんの姿がよぎったのです!
胸が締め付けられるような想いに、これが一目ぼれなのか?と頭を抱えてしまいます。
ですがそんな青春してるイベントを前にしているのに一斗はうかない顔。
もう諦めたんじゃないか、他人を信じてもどうせまた……となにやら暗い過去の思い出を思い起こしてしまうようで。
ところがその思いに耽る間もなく、一斗の耳に大きな悲鳴が飛び込んでくるではないですか!
喧嘩かな?と恐る恐る声のする校舎裏に覗きに行くのですが、その前になにやら踏んづけてしまいます。
足元に目をやれば、それは……おパンティでした!
しかも……まだ……あたたかい……!
そのときさらにもう1回、絶叫が響き渡りました。
思わず手にしていたおパンティをポケットに突っ込んでしまう一斗。
そして酔うやっとその声のする場所へとたどり着いたのですが、そこには5~6人の男子が横たわっており、その横に着崩れてオッパイをまろび出しているしをんが座っているではないですか!!
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しかもその全身はなんか白い液で汚れており……どう見ても乱暴されたようにしか見えません、が。
おそるおそるしをんに声をかける一斗。
するとしをんは、むしろ余裕の表情で「君も混ざりたい?」と言い出すではないですか!
倒れている男達もうわごとのようによかった、最高ですとつぶやいていますし、やはり乱暴されたと言うよりは同意の上の複数行為をしていたようで。
憧れの君のあんまりな姿を見て、思わずその場を逃げ出してしまうのでした。

逃げるように帰宅している一斗。
そんな姿をたまたま見かけたえなが心配そうに声をかけてきました。
思わず今あったことを報告しようとしかけるのですが、生徒手帳に学校内での行為は禁止だとはっきり書いてあったことを思い出し、なぜかその次の言葉をつむぐことができなくなってしまいます。
その話をしかけた際に思わずしをんの名前を出してしまったのですが、えなはしをんに妙な噂がたくさんあるから近寄るなとアドバイスしてきます。
それで終われば意味深なシーンとして終わるのですが、えなはいきなり一斗似合えて嬉しかったと語りながら服をはだけさせ、馬乗りになって「つきあっちゃおうぜ」と誘惑してきたのです!!
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その翌日。
しをんのことやらえなのことやらいろいろあって頭を悩ませていた一斗。
そこでしをんと再開してしまうのですが、なにやらその様子が変。
昨日のあんなエロスイベントを全然覚えていないようですし、なにやら今日と方面っぽい方言でしゃべっているのです。
もしかして二重人格か何かなのか?と再び頭を悩ませていると、いきなりしをんは「以前事故で魂を落としかけているだろう」「命は大事にしろ」と言い出すではないですか!
一途には思い当たる節があるようで、何故そんなことを知っているんだとおびえます。
そういえばえなからしをんにはよくない噂があると聞いていましたし、その恐怖はますます増えてしまい……
思わず一斗は昨日あんなすごエロスなことをしていた人が何を言うんだ!と叫んでしまうのです!
するといきなりしをんの様子が変わります。
「それってあたしのこと?」と標準語で迫ってくるしをんは、昨日見たあのしをんそのまま!
そして自己紹介などしていないはずなのに彼女は一斗をフルネームで呼び、
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「あたしのこと」「しをんのこと」「キミの未来」をそのうち教えてあげると言い残し、去っていってしまったのです。
そのときしをんがしてきた一瞬のスキンシップは異常なくらい気持ちよく。
体も心も、一斗はものの見事に彼女に掌握されてしまう形になってしまいました。
しかもその翌日、一斗の夢枕にセクシーな褐色の幽霊チックな女性が現れます。
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次々巻き起こる、不思議でエロスな事件。
しをんとは一体何者なのか?
なにやらいろいろ思いをめぐらせている様子のえなの動きは?
塚手先生が伏せていた決まりごととは何なのか?
そもそも一斗の過去には何があったのか?
謎とエロスに包まれた生活の幕が開いたのです!!

というわけで、オカルト要素をはらんだエロスラブコメとなる本作。
さらにこのあと女性キャラが登場し、物語の本題的な部分と思われるところに入っていきます。
その中で個性豊かな女の子によるセクシーシーンや、一斗とえなとしをんを中心にした三角関係めいたラブコメ成分がふんだんに盛り込まれることに。
そんなエロス要素は当然語らずにはいられない部分ですが、エロスラブコメと言うにはあまりにも多すぎる謎も注目!
とにかく一斗としをんと言う二人の主人公が謎に包まれまくっており、この辺の要素がこれからのドラマにどう絡んでくるのか、トラウマ的な部分が解消されるのかと言う点が興味深いところです!
これからの展開に、エロスもストーリー性も期待せざるを得ません!!

不思議な出会いが不思議な事件を巻き起こす、「メイデン/エイド」第1巻は全国書店にて発売中です!
ハイクオリティなエロスとドラマが同時に楽しめる本作。
言うまでもなくエロスは大充実。
主人公達からはじまって、舞台となる学校にも謎が多く、それが解き明かされるのも楽しみですね!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


メイデン/エイド 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)
秋田書店
2011-11-18
恩田 チロ

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