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今回紹介いたしますのはこちら。

「殺戮のクインデッド-7人の女死刑囚-」第1巻 葉生田采丸先生 

竹書房さんのバンブーコミックスより刊行です。


さて、葉生田先生の最新作となる本作。
本作は久しぶりの、原作付きではない葉生田先生オリジナルの連載作品となります。
その内容は、やはり葉生田先生の得意とする女性が戦うバトルアクションもの。
なのですが、先生初の青年向け漫画媒体での連載作ということで、いつにもましてエロスな要素が盛り込まれているようで……?




孤島の巨大監獄、「深淵の城(ディープパレス)」。
極悪非道の死刑囚たちが収監されるこの島、死刑囚たちがまるで自分たちのに輪であるかのように幅を利かせ、跋扈しております。
その夜も二人組の男が女性を殺害し、その死体を弄んで楽しんでいました。
ですが彼らの欲望はとどまることを知りません。
彼女を弄びつくしますと、近くに女囚チームがいるらしいから、今度はそいつらで楽しもう、と更なる犠牲者を求め始めるのです!
と、その時です。
物陰から、何かの物音が聞こえてきたのは。
実はその二人組の男のすぐ近くに、ある人物が隠れていたのです。
男たちに見つからないようにその場から逃げるチャンスをうかがっていたその人物だったのですが、うっかり物音を立ててしまったようで……!
男たちはその人影を見ると、すぐさま襲い掛かってきました!!
長い髪、きゃしゃな体。
この監獄にはいつかわしくないその人物……!
男たちはそれを見るなり、ヒャッハー!女だぁ!とテンプレート通りの雄たけびを上げて一層熱を込めて駆けてきて……!!
懸命に逃げるその人物は、アカリ。
あかりはある場所を目指し、ここまでやってきました。
その目的の場所まではあと少し、そこに逃げ込めば助かるはず……!
逆に捕まれば間違いなく命はないでしょう。
必死に逃げるあかりなのですが、その目の前に人間離れした体格の囚人が現れて……!!

ここは極悪死刑囚の集まる監獄、どんな人物が能われようと、女と見れば牙をむく外道ばかり。
巨大囚人もその例にもれず、アカリを殴りつけ、襲い掛かってくるのです!
なんとか逃げようとするアカリなのですが、多勢に無勢。
ほどなくつかまってしまいました。
つかまった、奴らのテリトリーまでもう少しの筈なのに。
今こいつらに秘密が成れたら、殺される……!!
何とかこの絶体絶命の窮地を逃れようと、命乞いをするアカリ。
ですが男たちに当然そんなものが通じるはずもありません。
アカリを力任せに押さえつけ、その欲望をぶつけようとしたその時です!
その男が、ふっとばされたのは!!
男をふっとばしたのは……
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女性でした。
チャイナドレスを着たその女性、たった一発の蹴りで男は何メートルも蹴り飛ばしていました。
彼女は……どうやら彼らに先ほど殺されてしまった女性の仲間の様子。
貴様らが私たちの仲間を殺ったノカ?
そう言う彼女は、この辺りを縄張りにする女囚チーム「クインデッド」のリーダー格、Dr.セイラン。
そして彼女とともに、そのチームの仲間であるナターシャ、シン、ヤアコの三人の女性が姿を現します。
男たちはすぐここから出て行かなければ皆殺しだ、というセイラン。
ですが男たちは、その脅しを聞いても笑うばかり。
女如きが俺たちを皆殺しだとは笑わせる、痛い目に遭いたくなければ俺の靴をなめろ、蹴り飛ばしたことは体で払えばチャラにする、と逆に脅してくるのです。
男たちのそんな挑発を聞いたセイランは……
不敵に笑い、
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殺しがいがありそうネ、いいよ、来な、と手招きをするではありませんか!!
男たちはいきりたち、セイランへ襲い掛かります!!
が、セイランはその攻撃を華麗にかわし、素手で男の骨を砕き、頸動脈を潰して昏倒させるではありませんか!!
あの見上げるほど巨大な囚人も、まるでぞうきんでも絞るかのように腕をねじって砕き、さらに同じように首をねじり折って殺してしまうのです!
するとセイラン、すこしは期待したけどやはり簡単に壊れてしまう、と勝利を収めたにもかかわらず落胆したような表情を浮かべて……
最後に一人残った男は、一番小柄でおとなしそうな少女、ヤアコに向かって突進!
彼女を人質にとって逆転を狙ったようなのですが、そうはさせまいと
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子供に何するの!という怒りの言葉とともに放たれた、アカリのドロップキックが阻止したのです!!

アカリがヤアコを助けてあげたこともあり、クインデッドの面々はとりあえずアカリを敵とはみなさずにいてくれるようです。
ですがなぜ彼らに追われていたのか、どうしてここにいるのか……セイランたちの疑いの目は晴切ってはいません。
アカリは、自分はここの刑務所の職員だったものの、出獄が遅れて男の囚人に追われてしまった、ここに出獄前の女性囚人がいると聞いていたから、頼ってここまで来たと説明をするのです……が。
実はアカリには、セイランたちに絶対知られてはならない秘密を持っていたのです。
それは、アカリが……
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女装した男である事!!
「女」だからこそ女囚たちに受け入れられているわけですから、真実がバレれば最悪その場で即殺されてしまいかねません。
……アカリは何故そんなリスクを冒しているのでしょうか。
それは……この監獄で行われている、あるイベントが原因なのです。
この国では。あまりに死刑囚がふえすぎたため、こんな非人道的な政策が施行されました。
死刑囚たちがチームで戦い、生き残りをかけて殺し合うゲーム「キリング」が!!
このキリングに勝ち残った勝者の死刑囚7人には、国からの恩赦が与えられるとのこと。
……ですがアカリからすれば、数多くの囚人の中のたった7人に入るために殺し合うなど、無謀にしか見えないのです。
そこでアカリ、男性死刑囚はキリングに強制参加なものの、女性死刑囚は自由参加だと言う話を聞きつけ……ゲームに参加しないために女囚の中に潜り込もうとしたわけです!
アカリはセイランたちに、一緒に刑務所に狩りましょう、と持ち掛けるのですが……クインデッドの面々は誰一人動きません。
しばらくするとセイランは、アカリにこう言いました。
私たちはキリング参加者、ここからは逃げないヨ。
……間もなくここは戦場になります。
血を血で洗う激戦になるであろうキリングに、彼女たちは自らの意思で参加を表明した、というではありませんか!
しかももうすでに、意思確認の期限はとうに過ぎていると言う事。
もう安全なはずの女性刑務所に入る道は閉ざされてしまっているのです。
ありとあらゆる武器の使用が許可され、どんな手段を使ってもいい。
そんなキリングに、アカリは結局強制的に参加する羽目になってしまうのでした!!




というわけで、女囚チーム・クインデッドに混ざり、キリングに参加することになってしまった女装男子・アカリ。
アカリは職員を名乗ってはいますが、このキリングの強制参加から逃げようとしていたと言うことは、彼も死刑囚なのでしょうか。
ですが職員なみに監獄の情報に詳しく、その情報を提供することでクインデッドの中に溶け込んでいくことができました。
そしてあかりの最終目標は、この監獄から逃げだすこと。
彼はある目的があってこの監獄に敢えて入ったようで、その目的を達成するために今度はこの監獄から脱出しなければならないのです。
その為にとにかく生き延びる時間を稼ぎ、機会をうかがっていたアカリなのですが……
結局はこのキリングを勝ち抜くか、合間の時間を使って逃げるかを選ぶしかなさそう。
果たしてアカリはこの死のゲームを潜り抜けることができるのでしょうか……!?

そしてクインデッドの面々の動向にも注目です。
手応えのある人物を求めているセイラン、既に一人心当たりのいる人物がいるようで、その人物に会うのも目的の一つの様子。
大人しいシスターと言った感じのナターシャは、尾野浦に恐ろしい本性を隠していますし、シンはこの4人の中で最もわかりやすくバイオレンスな人物です。
いたいけな子供にしか見えないヤアコも、やはり死刑囚として収監されているだけあって、その顔の下には恐ろしい殺意を隠し持っていて……!!
さらにこの後もう一人、4人に劣らないほどの驚きの顔を持つ女囚が登場。
強烈なインパクトを持つ者ぞろいの「クインデッド」が、キリングに大きな渦を巻き起こしていくのです!!
……が、本作のサブタイトルには、「7人の女死刑囚」とあります。
アカリを含めてもあと一人、女死刑囚が登場するはず……!
さらに青年向けのウェブコミックと言うことで、バイオレンスのみならず、エロスな要素もたっぷり!!
サービスもバイオレンスも、戦いもアカリの目的も、これから先が楽しみですね!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!