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今回紹介いたしますのはこちら。

「暑がり生徒会長と冷え性ギャルが僕に迫る」第1巻 吉辺あくろ先生 

メディアファクトリーさんのMFCキューンシリーズより刊行です。


吉辺先生は09年ごろから活躍されている漫画家さんです。
09年にガンガンJOKER「絶対☆霊域」で連載デビュー。
デビュー東証は4コマ漫画をメインに活動されておりましたが、近年では四コマにこだわらない作品を描いていらっしゃいます。

そんな吉辺先生の最新作となる本作は、日常ものに分類される作品となります。
そのタイトルが示す通り、生徒会長とギャルの女性キャラ2人と、主人公がメインとなるのですが、気になるその内容はと言いますと……?



福井獅音は高校1年生。
10月を迎えるころ、彼の入っていた部活が人数不足で廃部となってしまいました。
いろいろあったものの、振り返れば楽しかった部活動。
その最後の活動として、使っていた備品を返すために視聴覚室に向かっていました。
ドアを開けると、そこには
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大きく前をはだけた黒髪の女生徒と、その女生徒に迫る金髪褐色のギャル生徒がいるではありませんか!!
黒髪の女生徒は、1年生にして生徒会長になった桃寝眠子。
もう一人のギャルは、フクイと同じクラスの柿本宇佐美です。
この二人はこんなところで一体何をしていtナオでしょうか!?
あまりのことに硬直してしまった福井は、ごめんなさい、という声を絞り出すだけで動くことができません。
そんな福井に、柿本の方から声をかけてきました。
あんた、福井じゃん、と。
同じクラスとはいえ、見るからに陽のものである彼女が、クラスでもあまり目立たない陰のものである福井の名前を憶えているとは。
少し驚いた福井、どうも、と謎の挨拶をして、備品を置いて退散しようとするのです。
が、そこで今度は桃寝の方が声をかけてきました。
福井くん、あなたからも行ってもらえないかしら?
この部屋、
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「暑い」「寒い」って。
どうやら二人、気温の感じ方が大きく違うようなのです。
柿本は寒がりで、暖房をつけようと持ち掛けていたらしいのですが、桃寝は暑がりで逆に冷房を掛けようとしていたのだとか。
どっちにすべきかを急に福井に尋ねてきた形になるわけですが、正直って福井からすればどちらでもかまいません。
素直にどっちでもいいと答えようとするのですが、そうすると桃寝が柿本を指し、あれを見ろと言うのです。
寒がりなのにスカート短すぎ、寒いなら着ればいいんだ、と。
柿本からすれば、暑いなら脱げばいいと言うわけですが……
着る分にはある程度無制限に好きなだけ重ね着できるものの、脱ぐ分には早めに限界が来てしまいます。
先ほどもそんなやり取りをしていて、柿本が桃寝の服を脱がしていたようですが、そのおかげで下着姿を福井が目撃してしまうと言う事件が起きてしまったのです。
お互いの名前を知る前に、先にブラの色を知られるなんて、とつぶやく桃寝。
不可抗力だとわかっていても、ちょっと納得がいきません。
そこで柿本は、引き換えに福井も下着を見せればいい、とむちゃを言い出すのですが、桃寝はむしろ柿本が福井に下着を見せればフェアになる、ともっとむちゃを言うのです!
そう言う事なら……と制服を脱ぐふりをしてから買ってくる柿本。
そのいたずらに引っかかって大慌てする福井、やっぱり陽のものは苦手だ、と赤面してしまうのです。
が、そこはそれとしまして、いろいろ大変そうだから柿本の寒がりは何とかしてあげたい、と考えました。
福井はさっそく柿本にアドバイス。
冷え性の人はおへその下あたりが冷えていることが多い、腹巻や柔らかい素材のキャミソールを着て、「内蔵の冷え」を抑えることで一時的に温かさを感じることができる。
靴下も柿本が穿いているハイソックスではなく、血流を妨げないようにゴムの緩い靴下に変えると言い。
そんなt計画なアドバイスに柿本は感心。
今度から温井って呼ぶわ、と謎の評価を下してくれました。
スカートはどうしても冷えやすいので大変ですよね、わかります、と福井。
同じ部で冷え性の女子がいたから……と言う福井、その廃部になった部活と言うのは何なのでしょうか。
実は……漫画研究部でした。
タイミング悪くその時、福井は自分の描いた同人誌を持っていまして。
対外引かれてしまうため、あまり大っぴらにはしたくないその同人誌、うっかり荷物から顔をのぞかせてしまい、二人に見つけられてしまいました。
キモいと罵倒されることを覚悟した福井ですが……
以外にも二人の感想は好感触。
凄いじゃん、可愛い、と福井の漫画を褒めてくれたのです。
最後の最後に褒められ、福井の活動もこれで報われた……とキレイに終わればよかったのですが、生徒会長の桃寝は漫画研究部が廃部になってしまったことを知っておりました。
そしてその事を聞いた柿本は、
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だったらうちの部に入ってよ、ついでに冷え性改善を手伝って、と福井をスカウトしてきたのです!!
この視聴覚室は二人の所属する分の部室で、二人は一応部活中だったようです。
しかもこの部も廃部寸前で、福井が入ってくれると助かる、と桃寝も福井を誘ってきたのです!
熱がり土佐無外の二人でしていた部活、そこに福井は加わる……?
なんだか何かが起きる予感のするお誘いですが、その前に福井はこのことに突っ込まざるを得ませんでした。
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そもそも何の部ですか!?と……!!



というわけで、いろいろな意味で正反対な二人の女子に、新しい部活動に誘われてしまう福井の部活風景を描いていく本作。
この後第2話で何やかんやとありまして、福井はこの部活に入部することとなります。
で、ぶっちゃけてしまいますと、この部は「第2美術部」。
何故第2なのか、第1はどうしたのか、2人は何故この部活を選んだのか……と言うあたりは皆様の目でご確認いただくとしまして、本作は冷え性や火照った体の覚まし方などの体調管理の蘊蓄を交えながら、二人の女子と福井の距離が近づいて行く様を堪能する作品になっております!
恋愛要素は(少なくとも今のところ!)無く、見た目通りスキンシップに何の抵抗もない柿本や、見た目に反して以外に下ネタ系がイケる桃寝にドキドキする福井……と言うのが基本的な構図。
ですが福井にも隠れた秘密がありまして、そちらが本作のアクセントになっているのです!

そしてヒロインとなる柿本と桃寝の関係性も少し面白いものとなっています。
こう言った類の、正反対の属性を持つダブルヒロインと言うのは、主義主張などの違いで表面上結構ぶつかり合うものの、実はお互いのことを認め合っている仲良しさん、という関係性であることが多いかと思われます。
ですが本作の二人は小さなころからの親友で、暑さ寒さ以外の事、例えばわかりやすいギャルVS生徒会長、というような趣向の違いによるちょっとしたぶつかり合い、と言ったものが一切ありません!!
お互いがお互いのことをわかっていて、自然体でボケたり突っ込んだりを繰り返す、見ていて心地いい「親友」関係なのです!

そんないろいろな要素が混ざりながら、とげとげしい部分がなく、ゆったり進んでいく本作。
ですが今巻のラストではそんなゆったり展開がガラッと変わってしまう……かもしれないちょっとした事件が巻き起こってしまいます!
福井を巡る人間関係が変わってしまいかねない展開、となることもありうる本作、今後も目が離せませんよ!!




今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!