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今回紹介いたしますのはこちら。

「なみじょ!!!!!!」第2巻 吉沢緑時先生 

双葉社さんのアクションコミックスより刊行です。


さて、ボートレーサー養成所への入所、そしてその先を目指すために発足した「ボートレーサー養成所に入ろう部」。
美波は個性豊か過ぎる他の5人の部員に振り回されながらも、養成所を目指して頑張るのでした。



何のかんのとありまして、気が付けばボートレーサー養成所入所のための一次試験が迫ってまいりました。
一次試験で試されるのは、「学科」と「体力」。
学科は高校入試レベルの問題ですので、現役高校生である美波達にはそれほど問題はないでしょう。
ですが問題はやはり「体力」。
中でも理論派ながら体力はからきしの赤門、関西弁のツッコミ役ながらこちらも運動のイメージは全くない黒子、そして普通に(?)体力がない美波には特に不安が残るのです。
その体力試験、その時々によって試験内容は変わりますが、主に試されるのは「握力」「柔軟性」「跳躍力」とのこと。
まず握力ですが、高1女子の平均は25kg。
では現在の部員たちの握力はどうかと言いますと……筋力には定評のある緑はなんと42kgと、高3男子レベルを記録。
一方で黒子は、
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顔をこれでもかとゆがめて力いっぱい握ったにもかかわらず、なんと13.65キログラム……
残り時間は多くないながらも、少しでも握力アップをしようと先生からハンドグリップを渡されることとなるのでした。
次には勝ったのは柔軟性。
これは前屈で測ってみますと、こちらもフィジカルに優れた青鳥は17cmと上々の成績。
赤門は前屈中に「ヘニャヘニャ」と言うと記録が伸びる、という裏技(?)を駆使しても
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ー3cmとこちらもさんざんです。
最後に跳躍力。
これは垂直飛びで測ってみることにするのですが、ここで部員の中で最高の身体能力を持つ黄金がとんでもない記録を出すのです!
なんと67cm!
高3男子の平均をも凌駕するこの身体能力は流石に驚くしかないでしょう。
こうなると最後は美波が試してみる流れになるでしょう。
黄金の記録の後にやるのはきついなぁ、と緊張してしまう美波なのですが、黄金の凄すぎる身体能力を見てしまった一同の興味は完全にそちらに移ってしまいました!
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先生まで一緒になっていろいろ測ってみますと、握力46kg、前屈30cmと、どれをとってもすごい数字が出てしまいまして……
ますます南の測定は忘れられてしまうのでした……

と、そんなそれぞれの課題も見つかったところで、皆は足りないものの訓練に打ち込み続けます。
ちなみに体重制限もありまして、それぞれ42~50kgという規定内に入るために、筋力をアップさせながら太ったり、痩せたりするための努力もし続け……
その時がやってまいりました。
美波によれば「そこまで難しくない」という学科をつつがなく終わらせ、そして体力試験もそれなりの結果で終わらせ……
そして、合格発表の時がやってきます!!
緑と青鳥はやっぱり無難に合格。
もっとも体力面が危ぶまれた赤門と黒子もなんとか合格。
そして気になる美波は……
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めでたく合格!!
したのですが、ここでまさかの黄金のみ不合格と言う結果に終わってしまったのです!!
あまりのショックに我を失ってしまっている黄金。
合格間違いなしと思われた黄金ですが……
なんとと言いますか、やはりといいますか、学科が壊滅的だったそうです……

黄金は残念な結果に終わりましたが、他の5名はこれで晴れて二次試験へ進むことができます。
二次試験は三次試験とまとめて行われ、まず二次で100名に絞り、その中から三次で50名ほどの合格者が選ばれることになります。
果たして美波達はどこまで進むことができるのか?
まさかの合格なんてことがあるのでしょうか?
運命の試験、その結末は……!?




と言うわけで、クライマックスを迎える本作。
もう少しじっくり進めて行く予定だったのかなとは思うのですが、全2巻での修了が決まってしまったのでしょうか、この試験編から物語は一気に決着に向けて進んでいきます。
黄金は落ちてしまったものの、他のメンバーのサポートに回り、一丸となって二次試験へ!!
一次試験以上の難易度、一次試験以上のせまき門となっている二次試験、そして合格へ向けての三次試験……
困難な道ではありますが、必死に頑張って来た一同ならば無理ではないはず!!
その奮闘の結果、そして最後に待っている感動のラストまで目を離してはいけません!!

そのクライマックスまでは、通常のボートレースの基礎知識なんかを取り上げながら、部員たちの頑張りと、ちょっとずれたドタバタ劇が描かれていきます。
吉沢先生らしいとぼけた作風はそのままに、スポ根的な要素とボートレースの知識を詰め込み、そして最後はしっかりとジンと来るラストでまとめてくる……
全2巻と短いながらも、そんなさすが吉沢先生と言える作品に仕上がっているのです!




今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!