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今回紹介いたしますのはこちら。

「鬼滅の刃」第20巻 吾峠呼世晴先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、激戦の末上弦の鬼たちを次々に打倒していった炭治郎達。
しかし最後に残った上弦の壱、黒死牟は今までの上限の鬼以上の力を持っていて……



黒死牟に圧倒的な実力差を見せつけられた形になった無一郎。
まだその命は失われていないものの、刀で体を串刺しにされ、大きな傷を負ってしまっています。
おそらくこれは……致命傷です。
無一郎自身も自分の命がそう長くないことを冷静に分析しており、失血死するまでのわずかな時間を、生きて戦えるもののために使おうと決意していました。
せめて上弦の壱だけでも倒さなければ、死ぬなら役に立ってから死ね!
自らにそう叱咤し、黒死牟のもとへと急ぐ無一郎。
そんな彼に、思わぬ人物から声がかけられました。
玄弥です。
腰のあたりで真っ二つにされ、上半身だけの姿になってしまった玄弥ですが、鬼の力をその身に問い入れた結果、人間離れした生命力を持つにいたり、今も生き延びているのです。
玄弥は両断されてしまった自分の下半身と上半身を押し付けてもらえないか、と無一郎に懇願。
ですがこのままではいかに玄弥といえども元通り体が回復するのは難しいようで……
先ほどの戦いで切れて落ちていた黒死牟の髪の毛を持ってきて、食べさせてくれ、とも要求しました。
そもそも鬼を食って鬼の力を取り入れるのは、体に相当な無理がかかっています。
これ以上、それも上弦の壱という強力な鬼の力を取り込めば、玄弥の体がどうなるかわかりません。
それでも……兄を死なせたくない、という一心で玄弥はその賭けに打って出るのです。
その悲痛な決意を無一郎も受け止め……
わかった、一緒に最期まで戦おう。
そう答えるのでした。

黒死牟に対峙するのは、最強の柱・悲鳴嶼。
黒死牟はその悲鳴嶼を相手に、こんなことを言い出します。
そうか、お前も痣の者。
残念だ。
三田っところお前の年の頃合いは、二十七といったあたりか。
痣の者は、例外なく、二十五の年を迎える前に死ぬのだ。
痣を出現させ、力を向上できたとしても、所詮それは寿命の前借りに過ぎない。
お前は二十とを超えて痣を出した。
今宵のうちにも死ぬだろう。
これ程までに研鑽し極められた肉体と技が、この世から消えるのだ。
嘆かわしいと思わぬか。
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…………痣を発現させたものは、二十五歳を待たずして死ぬ。
そして二十五を超えて痣を出したものは、その日のうちにも命を落とす……
衝撃的な現実を突き付けられた悲鳴嶼ですが、その表情は全く曇ることはありませんでした。
何故なら……痣を発現させた者たちは、既にそのことを知っていたからです。
たとえ痣が出なかったとしても、鬼殺隊である限り明日の命の保証もない。
今更己が命など惜しまない、そんな生半な覚悟で柱になる者はいない。
黒死牟の言葉は自分たちへの侮辱であると、怒りをあらわにする悲鳴嶼。
それでも黒死牟は、命云々ではなく、鬼になることで肉体や技の保存ができるのに、何故それがわからないのかと尋ねてくるのですが……
悲鳴嶼は迷うことなくこう答えるのです。
わかるはずもなし、われらは人として聞き、人として死ぬことを矜持としている。
貴様の下らぬ観念を市場の者として他人に強要するな。
その悲鳴嶼の言葉を聞いた黒死牟は……何か思い当たることでもあったのでしょうか、一拍置いてから、ほう、ととだけつぶやきます。
そして悲鳴嶼はさらにこう続けました。
今はなしていて気付いたが、お前は一つ虚偽を述べたな。
例外はあったのだろう。
痣を持ち、二十五を超えてなお生き続けた者がいた。
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……その言葉、実際は気付いたというよりも、勘めいたもので感じ取り、カマをかけて言ってみた言葉でした。
ですが、黒死牟はぴたりとその動きを止めたのです。
どうやら悲鳴嶼の予想通り、ということなのでしょう。
明らかに動揺している黒死牟、極僅かながら隙が生まれ……
そのすきに悲鳴嶼は攻撃を仕掛け……ようとした者の、黒死牟は一瞬で気持ちを取り直し、逆に攻撃を仕掛けてきました!!
悲鳴嶼と黒死牟の激戦が再び再開されるのですが、二人が会話を交わしていた時間で、体力を取り戻していたのが不死川。
彼も相当な痛手を負っているはずなのですが、それでも立ち上がり、呼吸を整え……
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とうとう痣をその身に浮かべたのです!!
すかさず参戦し、悲鳴嶼とともに黒死牟に挑む不死川!!
柱同士で稽古をしていた甲斐もあり、二人の域はぴったり、息の合ったコンビネーションを見せつけます!!
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異なる呼吸の使い手であるにもかかわらず、この激しい戦いの中で見事な連携を見せる二人に、黒死牟も感嘆するのですが……
それでも黒死牟の余裕は陰ってはいない様子。
果たして二人は黒死牟を倒すことができるのでしょうか?
無一郎や玄弥はこの戦いに参戦するのでしょうか……?
上弦の壱、黒死牟との戦いは最高潮を迎えようとしています!!



というわけで、上弦の壱との戦いが繰り広げられていく今巻。
柱たち複数人を相手にしても全く引けを取らないどころか、むしろ圧倒している黒死牟。
不死川が痣を発現させ、悲鳴嶼とコンビネーションを使ったとしても、劇的に戦況がよくなるとは考えづらいところ。
やはり無一郎や玄弥といった、この場にいる死んでいない者たちの力をすべて結集させなければ、わずかな勝ち目さえも見えてはこないのでしょうか……?
とうに限界を超えている柱たちの戦いは、この後一層激しくなっていきます!
誰が生き残り、だれが死ぬのか?
この戦い、一瞬も目が離せません!!

そしてこの戦いの中で、黒死牟の過去も明かされていきます。
その過去の中には、「日の呼吸」を生み出したある人物も登場。
鬼殺隊を作ったともいえるその人物と、黒死牟の間にどんなドラマがあったのか?
こちらも必見です!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!