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今回紹介いたしますのはこちら。

「比羅坂日菜子がエロかわいいことを俺だけが知っている。」第2巻 紺矢ユキオ先生 

KADOKAWAさんの電撃コミックスNEXTより刊行です。


さて、子供の頃に「魔女」との約束を結んだ日菜子と央樹。
高校生に成長した二人は、ちっとも仲の良くない幼馴染……と言う関係性になっていたものの、二人とも心の中ではお互いのことが好きでたまりません。
そんな二人、実は魔女との約束によってお互いの「一人でしている」姿が見える力を手に入れていて……!!




ある日の事です。
日菜子は更衣室で着替えながら、クラスメイト達の話を聞いていました。
それは、彼氏についての不満のお話。
とりわけ彼女たちが頭を悩ませているのが、彼氏の性的な欲求の強さでございました。
男って性欲強すぎだよね、その事しか考えられないみたい。
そんな話に密かに聞き耳を立てていた日菜子ですが、その後の彼女達の言葉を聞いて驚いてしまいます。
女子は普通そう言う事ばかり考えないよね?
……ピタリと動きを止めてしまう日菜子。
なにせ日菜子、央樹と同じように、毎日のようにしているのですから!
さらに女子たちは引き続き、男と女って違う生き物なんだよ、あんなに性欲が強かったら私たちなら死んじゃう、とまで言ってくれてしまいまして……

自宅に帰った後、日菜子は早速ネットで検索してみます。
すると、毎日する女子は3%、というアンケート結果が引っかかってきました。
自分なんて一日三回の時もあるし、しない日があると気が狂いそうになるのに……
自分と世間とのギャップに驚く日菜子ではありますが、なにせネットでのアンケートです。
他にもデータがあるかもしれないし、と何とか気を取り直して他のデータも収集するのですが……
週に一回が17%、二週間に一回が15%、というデータが出てきてしまいました。
学年の女子が50人として、毎日しているのは自分一人?
さらに40人以上が週に一回以下……?
日菜子はショックのあまり、どこかで見たことのあるようなポーズを取りながらこう考えてしまうのです。
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もしかして、私の性欲強すぎ……!?
それから日菜子の孤独な戦いが始まりました。
我慢、です。
自分は異常かもしれない、央樹にふさわしくないかもしれない。
そんな考えが頭を支配してしまったのでしょう。
とにかく自分ですることを我慢する決意をしたのです!!
ですが今まで毎日していたと言うのに、急にやめようとするのは流石に大変。
モヤモヤはどんどんたまっていき……
ある日、無意識のうちにあの部分に手が行ってしまいました!
とっさに頭を振ってその煩悩を振り払い、ダメダメ、今秋くらいは我慢しないと!と踏みとどまりました。
ですが勉強でもしようかな、と立ち上がったその時でした。
日菜子にあの時の報せが訪れたのは!!
……そう、央樹が始める時、です!
央樹の行為をじっと見つめる日菜子。
おうきちゃんは男の子、平均で週三回だから当たり前よね。
……羨ましいなぁ。
そんなことを考えながら央樹の姿を見ていると、また手が勝手に伸びてしまい……
それも必死に我慢しまして……
私は、貞淑な女の子になるんだ、と決意を新たにするのでした!!

とはいえ、我慢も続けば良くないもの。
日菜子の体調はともかくとしまして、心の方が相当消耗してしまったようです。
クラスメイトにも心配されるほど元気がなくなってしまうのですが……
央樹の方もなぜか元気がありません。
それもそのはず、日菜子のあの姿を毎日のように見ていた央樹、四日もその姿を見ていない事が彼に重くのしかかったのです!!
日菜子の我慢が始まってから4日。
日菜子のあの姿を、もう4日も見ていない、ということで……
あのひなが4日もしないなんてありえない、まさか呪いが終わったのか?
だとするともう俺は、ひなのあんな姿やこんな姿を見られないってことなのか!?
そんなこと耐えられない!
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そもそも俺に隠れてエッチな事するなんてダメだろ!
駄目だ駄目だ、エロいヒひなは俺だけのものだ!!

すっかり元気がなくなってしまった二人。
とうとう家族にまで心配されてしまうのですが……もちろん大っぴらに明かすわけにもいかず。
ただただため息をつく日々が続く、かと思われたのですが……
もう無理かもしれない、でもおうきちゃんにふさわしい女の子になるためにがんばる、と歯を食いしばっていた日菜子は、はたとあることに気が付きました。
そう言えば、昨日もおとといもおうきちゃんしてないかも……?
どうしたの!?具合悪くなっちゃったとか……?
そう心配していますと、さっそく央樹のアレが始まりました。
どうやら央樹、日菜子の写真をネタにしているようです。
ところがどうも、はかどっていない様子。
しばらくすると央樹、盛り上がらないままフィニッシュするのですが、ぼそりとこう呟くのです。
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エロいひなが好きだったのに。

その言葉を聞いて、日菜子はこう考えます。
そうだよね。
おうきちゃんエッチだもんね、猿並みだもんね。
だからこそ私もえっちじゃなければ、おうきちゃんのパートナーになれないじゃない!
なんだかかっこいい決意をしながら、服を脱ぎ捨てて行く日菜子!!
わたし間違ってた、もう一度頑張るよ!
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だって私たち、最高のカップルだから!!
……ともかく、元のさやに戻ったようです。
すっきりした表情に戻る日菜子なのですが……
なんで央樹は自分がエッチな子だって知ってるのか?という、疑問が残ったとか残っていないとか……



と言うわけで、日菜子と央樹の関係が続いていく今巻。
紹介したお話はある意味いつも通りのお話で、本作のらしさが楽しめるお話でしたが、このほかのお話も見どころ満載。
今巻の最初に収録されているエピソードでは、今まで描写の少なかった「魔女」側にも迫っていく内容となっておりまして、とある名作になぞるフェティッシュなサービスシーンを描きつつ、本作の謎の一端に迫っていく重要なお話にもなっております。
その他にも二人の関係がまた一歩近づいてしまうようなお話や、次巻に繋がっていくであろう展開なども収録しておりまして、物語的にも見どころ満載!!
勿論サービスシーンも大充実で、そちら方面をお求めのお客様も安心頂ける内容になっております!!

お互いのしている姿を見るだけの関係が、徐々に変わっていきつつある今巻。
一体この後どんな展開が待っているのか、どんなサービスシーンが描かれるのか!?
今後とも目の離せない展開になるのは間違いないでしょう!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!