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今回紹介いたしますのはこちら。

「やんちゃギャルの安城さん」第4巻 加藤雄一先生 

少年画報社さんのYKコミックスより刊行です。



さて、安城さんと瀬戸のなんだかいい感じの日常を描いていく本作。
度重なるイベントをこなし、だんだんと二人の距離が縮まっているようです、が……?



ちょっとしたことがありまして、最近いつものアグレッシブさが少し減っている安城さん。
きちんと彼女なりの考えもあっての行動なのですが、やはりいつもと違う彼女に、周囲の面々もいろいろ考えてしまいます。

そんなある日のこと、これまたちょっとしたことをきっかけに、安城さんと瀬戸はデートをすることになってしまいました!
緊張しまくる瀬戸ですが、何とか落ち込んでいる(と瀬戸は思い込んでいる)安城さんを励まそうと、「落ち込んでいる彼女を励ます10の方法」なんてサイトでいろいろ情報収集し、彼なりの準備もしていました。
ですが安城さんはそんな瀬戸の携帯をひょいと取り上げ、
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せっかく二人きりでデートなんだからよそ見すんなよな?とほほ笑むのです!
ふたりがやって来たのは、いろいろな国をテーマにした小さめの施設がいくつも集合しているテーマパーク、リトルアース。
その中の台湾ゾーンにまず訪れます。
「福」の字が上下逆になってかざられている看板を見た安城さん、これはどう言う事なのかと尋ねてきまして、瀬戸はこれこれこういう事なんだ、と解説するのですが……
特に盛り上がることもなく、へー、で終わってしまいます。
これでいいのか!?と思い悩む瀬戸ですが、安城さんは瀬戸が思い悩んでいる隙に
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あの中国のお面をかぶって、チャイナドレスで登場!
中国のお面の出落ち感はともかくとしまして、安城さんのチャイナドレス姿は大変魅力的でして。
どう?カワイー?と聞いてくる安城さんに……例の「10の方法」にもとにかくほめろと書いてあったことを思い出したこともあり、瀬戸は素直にカワイイです、と答えるのでした。
安城さんはちょっと照れながら笑い、ケータイでツーショットを撮影。
そして、二人で世界制覇をしよう、とリトルアース中の様々な施設を回り、その場所場所の衣装を着て、一緒に写真を撮って、ご飯を食べたり、お土産を見たりして……
楽しい時間を過ごすのでした。

気が付けばもう日は暮れています。
バスで地元に帰ってきますと、もういよいよおうちに帰ろうかと言うお時間になってしまいました。
ですがまだ遊び足りない安城さん、せっかくだしもうちょっと遊ばないか、と瀬戸を誘います。
今から!?と真面目な瀬戸はちょっと驚くのですが、安城さんは腕を絡ませて、なんだよその反応、嫌なのか?と積極的に誘い続けて……
と、おもいきや、すぐに安城さんはその腕を離し、眉をひそめてこう尋ねてきたのです。
ごめん、
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もしかして楽しかったの私だけだった?
なんてね、てか瀬戸忙しいよね、帰ろっか。
何処かさみしそうな表情を浮かべ、帰路につこうとする安城さん。
瀬戸はそんな安城さんの表情を見て……
またあの顔、なんでだろう、やっぱりわからない。
何でわからないんだろう、本当に悩んでるのか、困ってるのかどうかも。
何でそんなことすらわからなくらいに、僕は安城さんのことを何も知らないんだろう。
それが、すごく
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嫌だ。
気が付けば瀬戸は安城さんの手を握っていました。
そして、瀬戸はこんなことを言うのです。
あの、今日はまだ、帰したくないです。



と言うわけで、瀬戸と安城の関係がまた一歩進んでしまう(?)今巻。
正直を言って最近の二人は、付き合ってないと言う方が嘘でしょうと言うくらいいちゃついていらっしゃいましたので……
今巻でもそのいちゃつき具合は健在でございますが、安城さんがとある事実を知ってしまい、いつもほどのアプローチができなくなってしまう、と言うのがこのデートのシリーズのきっかけとなります。
このシリーズで今までもうほとんど付き合ってるじゃないかと言う状況が、ようやくもう一歩進んでいきそうな予感が!!
瀬戸と安城さん、その関係性がどうなるのか……
いつものようなドキドキのコミュニケーションはもちろんのこと、いつもとは一味違う安城さんのあれこれも楽しめるのです!!

ついでに今まで完全に目無しかと思われていた犬山と豊田さんの関係もなんだか進むようなイベントか!
さらに今まで言いキャラをしている者のいま一つ影の薄かった知多さんの活躍も用意されているなど、メインキャラ以外の見どころもばっちりです!!
見所と言えば巻末にはスピンオフの宣伝を兼ねた寄稿マンガと、「長瀞さん」のナナシ先生によるトリビュート漫画も掲載!
こちらも必見ですよ!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!