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今回紹介いたしますのはこちら。

「おしかけメイドの白雪さん」第2巻 もりしげ先生 

秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスより刊行です。


さて、弟との二人暮らしになってしまった陽一郎。
ですがそこに、帝國メイド協会から派遣されてきたと言う白雪がやって来ました。
過剰なまでにお世話してくれる彼女の登場に振り回される陽一郎ですが、なぜか陽一郎が女神として崇める美少女、凛々花が接近してきて……?


凛々花が陽一郎の家にやって来ました。
あまりに突然すぎる訪問に陽一郎はたじたじ。
付属過ぎる今の自体からさらに不測の事態を起こさないために、とりあえず赤月と黒花の存在を隠そうと……する前に、流石に空気を読む鳳な彼女たちは隠れてくれました。
こうなると問題は、何を言い出すから狩らないところのある白雪さんです。
何かへヤなことを言われる前に、お茶が飲みたいと発言することで、逐一お勝手に向かわせると言う作戦を打ち建てる陽一郎。
これでとりあえず凛々花に集中し、いろいろバレたくないことがばれる前にお引き取り願おうと、今日は何の御用ですかと話を早めに切りだしてきました。
すると凛々花はとんでもないことを言いだします。
天國クンに興味があって。
……凛々花によりましと、陽一郎の周りは何だか面白そうで、迷惑だとは思ったけど好奇心に勝てなくて押し掛けてしまった、とのこと。
メイドのいる家だからもっと大きい家かと思っていたけど、と言う彼女に、今どきメイドなんて普通じゃないかな、秋葉原にいっぱいいるし、と来るし言い訳をする陽一郎。
そんな陽一郎の気持ちを知らない龍之介、なんとこの家を案内してあげる、と余計なことを強い出すではありませんか!!
うれしい、と喜んで龍之介に案内される凛々花。
中断させることもできない陽一郎は、冷や汗を流しながら後について行くことしかできません。
ここがおふろ、いつも白雪おねえちゃんと一緒に入ってるの、と龍之介が言うと、陽一郎クンはちょっとうらやましいんじゃない?と突然名前呼び!
いろいろな意味でドキドキの止まらない陽一郎ですが、そこに白雪が急に登場して、昨日は一緒に入った、とまたまた余計なことを言いだしそうになりました!!
とりあえずまた喉が渇いたと言う事で追い払い、難を逃れたものの……このままでは余計なものを見られてしまうのも時間の問題かもしれません!
そうこうしている間も龍之介は、ここがお父さんの部屋だとか案内を続行中。
ぐずぐずしていると、その余計なものの最たるもの……自分の部屋に入ってしまう……!!
と、そこで白雪さんがまたも現れ、竜之介にこう言ったのです。
全てのお部屋を案内していては灰音様がお疲れになってしまいますわ、と。
これはそろそろ案内を終ろう、と言う流れでしょうか。
予想外の助け舟に安堵する陽一郎なのですが、その後に続いた白雪さんの言葉は……
ですから、とっておきをお見せしてはいかがでしょう、
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陽一郎さまのお部屋ですよ!という物で……!!!!
凛々花は興味津々。
会話の端々で、竜之介が自分のことを「部屋の写真のお姉ちゃん」だと言っていたり、白雪さんが「壁一面」だとか言っていたりしたのをしっかり覚えていた凛々花。
そんなことから、陽一郎の部屋に自分にまつわる何かがあることに気がついているようで……
凛々花の予想はばっちり当たっています。
当たっているからこそ、見せられないわけで……!!
早速行こうと言う白雪さんに、またお茶を頼む雄一郎なのですが、ここは彼女も引けないと感じたのでしょう。
いつでもお茶をお代わりできるように、ビールサーバーならぬお茶サーバーを開発して背負ってきまして……お茶が欲しい時にいつでも出せる装備をしてきたのです!!
……もう白雪さんを退席させるは出来ません。
三人は陽一郎の部屋に向かうのです。


陽一郎の部屋では、赤月と黒花が隠れておりました。
二人は流石に凛々花にこの部屋が見られてはいけないとわかっています。
そこで、赤月が知恵を絞り、この状況からの脱出案を考えるのです!
それは黒花が持ち前の身のこなしで龍之介をさらい、外に連れ出すと言う力技!
黒花がピョンピョンと街の中を屋根から屋根へと飛び移る子尾で、龍之介はキャッきゃと喜んでくれまして……
これで案内人になっていた龍之介は排除できました。
そして龍之介が突然いなくなれば、白雪さんも探しに行かざるを得ず……
これでやっと厄介な二人がいなくなりました。
後は凛々花に丁重にお帰り願うだけなのですが……ここに来て、お茶を飲み過ぎていた陽一郎にすさまじい尿意が襲い掛かって来てしまいます!!
顔色が悪くなった陽一郎に、凛々花は心配の声をかけてくれるのですが……
激しい尿意の中で、陽一郎の思い出がよみがえります。
何年おっまえのある日、箸の上でうなだれていた自分に、優しく寄り添ってくれた凛々花。
やっぱり凛々花は、
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「橋の上の女神」……素敵だ。
そんな思い出に浸り、空元気だけは戻って来た陽一郎は、問題ないよ、とくにゃくにゃと踊ってアピールするのです。
すると凛々花は、今度はこんなことを言うのです。
ひとつ聞きたいことがあるんだけど。
君って、
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「橋の上のクセッ毛王子」だよね?
忘れているに決まっていると思っていた橋の上でのことを……覚えていた……?
その驚きと尿意でバランスを崩した陽一郎、すっ転んでしまい……
倒れ込んだそこは、陽一郎の部屋に続くドア。
そしてそのドアからは赤月がちょっとだけ開いた状態でそっと様子をうかがっていまして……
陽一郎は自分の部屋に自ら突入してしまったのです!!
しかも運悪く、陽一郎の頭は赤月のスカートの中にイン!!
白雪さんではないメイドさんのスカートの中に頭を突っ込んでいる陽一郎。
そして部屋の中には一面の凛々花の写真……!!
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陽一郎は、こう思わずにはいられません。
本当に終わった。
終ったよ……



と言うわけで、凛々花が物語に本格的に絡みだす今巻。
絵にかいたような優等生と言ったキャラだったはずの凛々花ですが、いざこうして学校の外であってみると、その印象はだいぶ違うような。
これは一体どういうことなのか?
そのあたりも本作の一本の軸になっていくようです!

そんな凛々花の新たな一面を知った陽一郎ですが、この事件をきっかけにさらに凛々花の別の一面を知っていくことに。
白雪さんや赤月達メイドたちの活躍の場もさらに広がっていきまして、彼女たちの魅力がより一層鮮やかに描かれていくのです!!
その中で陽一郎や凛々花、白雪さんたちの関係も変わっていく気配も!!
ですがどうもいいことばかりではないようで、不穏な空気もちらほら。
白雪さんたちの魅力を描いていくだけではない今後の展開が気になってなりませんね!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!