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今回紹介いたしますのはこちら。

「放課後の拷問少女」第5巻 BOKU先生 

講談社さんのマガジンKCより刊行です。


さて、拷問を研究すると言う名のもとに、部長の麻美からあれやこれやと弄られまくる毎日を送る石丸。とはいえ憧れの先輩や木になる女子たちと一緒に夏合宿に行くと言った充実のイベントもありまして、なんだかんだ楽しくやっているのです!!



いろいろあった夏合宿も終わり、あとは特に目立った予定のない夏休みを過ごすことになった石丸。
なにか清香とあう口実でも見つからないかなあと街をぶらつきます。
すると、何やら物陰から見知らぬ女の子が姿を現しまして、石丸にぶつかってきました。
すみません、怪我はないですかと謝る石丸。
大丈夫です、こちらこそすみません、と言うその女の子、
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石丸をして(?)驚くほどの美少女でした!!
思わず見とれてしまった石丸、ハッと気が付きすぐ彼女がばら撒いてしまった荷物を拾うお手伝い。
その間も思わず彼女を注視してしまいます。
整った顔つき、小柄でしなやかなボディライン、艶やかな黒髪。
そうして彼女に目を奪われているうちに、荷物拾いは終了。
そこで彼女は自己紹介をしてくれました。
玉淀瑠璃。
そう名乗った彼女、この街は初めてで、一人でぶらぶらしていたら道に迷ってしまったとか。
そのうえ人にはぶつかるし、私って駄目ですね、とうなだれてしまうのです。
そんな彼女のへこみぶりを見かねたのか、単なる美少女相手への下心なのか、石丸は彼女にこの街の案内をしようか、と提案。
すると彼女はありがとうございます、と笑顔でその提案に乗ってきたのでした。

迷える美少女に個人ガイド……まるでデートみたいだ。
じゃねえ、違います清香先輩、単に放っておけなかっただけです!
そんな謎の自問自答をしながら、瑠璃を連れ歩く石丸。
すると何と言う事なのでしょうか、瑠璃はいきなり石丸の手を握ってくるではございませんか!!
何故いきなり手を握ってくるのか!?
戸惑い放題の石丸に、瑠璃はその理由をこう方います。
欲道に迷うせいか、こうしていると安心するんです。
私と手をつなぐの、いやですか?
……もちろんそんなことはございません!!

石丸は彼女の手を引いたまま街を案内します。
こんなところを清香にでも見られたら大変、気を引き締めなければ!!
そんなことを考え、くれぐれもこれ以上のあやまちが起きないように心掛ける石丸なのですが……その後、こんなことが起きてしまうのです。
手をつなぐどころか、腕に手を絡ませてさながら恋人のように歩く二人。
公園の中を歩いていたのですが、石丸が気が付かないうちに、地面に穴が開いていて定期的に水が吹き上がるタイプの噴水のところまで来てしまっておりました。
不意に水が沸き上がり、その水から逃れようとしてバランスを崩してしまい……
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びしょ濡れの状態で、瑠璃が石丸に覆い被さるような形になってしまったのです!!
次々に繰り出されるスキンシップ!
あまりのアクティブぶりに驚きを隠せない石丸ですが、この見方によってはイチャイチャがものすごい感じ……石丸の理想としていたデートに近いものがありまして。
清香に操を立てる決意を固めつつも、石丸はさらにその気持ちを揺り動かすのでした!!

引き続き街を歩いておりますと、今度は通いなれた高校にたどり着きます。
すると瑠璃、石丸がどんな学園生活をしているのか興味がわいた、入ってみたい、と言いだします。
こんなところ観光スポットでもないし、面白いものはないですよと石丸は答えるのですが……
瑠璃、さらに体を摺り寄せてこんなことを言い出すのです!!
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最初は刊行が目的だったんですけど、今はそれよりも石丸君のことを知りたいです。
わたしこんなに親切にされたのは初めてで……石丸さんともっと仲良くなりたいと思ってしまいました。
……それって、つまり……!!
今日初めて出会った超美少女と、まさかのお付き合いをする展開に!?
胸の高鳴りを抑えきれない石丸!!
いくら清香のことを思っていても、据え膳をこうして目の前に突きつけられてはさすがの石丸でも気持ちが動かないはずがありません!!
硬直する石丸でしたが、そこに思わぬ……でもない人物が現れて、思わぬ言葉を投げかけてくるのです!!
あら、そちらにいるのは石丸君と
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玉ちゃんじゃない。
……麻美先輩です。
玉ちゃんと呼ばれた瑠璃、明らかに戸惑い始めます。
そして、今までの弱気そうな少女の顔はどこへやら、麻美と何やら口論を始めまして……?
一体瑠璃は何者なのでしょうか?
そして麻美との関係は……!?



と言うわけで、新キャラクターの登場する今巻。
儚げでありながら積極的と言う謎多き美少女であった瑠璃ですが、この後ちょっと驚き、割と納得の正体が明かされることとなります。
その立場上、レギュラーにはなかなかなりづらそうですが、石丸に対しての積極的なアピールは本作に大きな渦を巻き起こしそうです。
石丸へのアプローチと言えばイコール若葉の専売特許と言った感じでしたが、若葉はあくまで幼馴染と言う立ち位置があってゆえの距離感の近さがあってのこと。
初登場のキャラがこの勢いで責めてくると言うのは、若葉はもちろん、最近妙に石丸が気になる清香の方も気が気ではないはずです!!
さらにリコも夏合宿を経て石丸の事が単なる「敵」ではなくなって、ちょっと気になる相手と言うレベルに変わってきていまして……
拷問要素はほとんどなくなっているものの、ラブコメ要素はますます増加!!
そっち方面の需要に訴えかける内容となっているのです!!

さらに夏合宿編で全く出番のなかった坂戸先生メインのお話も用意されております!!
本作で物語を動かすきっかけを作る役割を担う数少ないキャラである坂戸先生ですが、今回は今までにない一面を見せてくれたり!?
そんな坂戸先生のあられもない一面をはじめとした、様々なキャラのお色気要素がたっぷり、「券」は冒頭からばっちり発行される、サービスシーンも見逃せませんよ!!




今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!