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今回紹介いたしますのはこちら。

「新ゲノム」第6巻 古賀亮一先生 

コアマガジンさんのメガストアコミックスより刊行です。

さて、パクマンさんとエルエルをはじめとするハリキリボーイズ&ガールズが暴れまくる本作。
今巻も前巻より1年チョイと言う短いスパンでの発売となりました!!
そんな今巻でも皆さんは大ハッスル!
今回は本作の中で比較的レアなキャラが活躍するエピソードを紹介したいと思います!!


今月もやってまいりました、といつになく明るく健全なテンションでお話を始めるパクマンさん。
ハンサムを応用して作られた無敵ロボパクマンさんと、一緒にお送りするのはおなじみのエルエル……ではありません!
なんと、エルエルのお母さん、マリエルさんが楽しげに息を合わせておられるではありませんか!
パクマンはいつものようにボケ倒します。
ところで今日はちょっと冷えるんで、一枚上着を着ておこうかな、でもいろいろあってどれにするか迷っちゃうなぁ、などと言いながら取り出すのはどう見ても全部おんなじな白いブリーフ。
ですがマリエルさんは、左のが一番かわいくて似合いますよと普通のかえし。
続けてパクマンが、先日ついに完成したパンツはかせ機試してみるか、と謎の触手的メカを操ってパンツをはこうとするのですが、マリエルさんはパンツを体の軸に合わせることに集中して!とアドバイスをする始末。
つっこみ不在の無法地帯に、パクマンも無意識に刺激を求めたのでしょうか、パンツはあきらめて四の字固めでいいかと所長に足四の字を敢行し、棘つき鉄球で激しいつっこみを入れられるのでした。

所長は収まらぬ怒りのまま、出ていけとパクマンに命令。
パクマンは、全財産パンツ一枚で追い出されちまった、責任を取ってキスしてもらおうか、全裸で!!とマリエルさんに飛び掛かります!!
マリエルさんもまんざらでもない感じで、ニコニコしながらこんなところもし娘に見られたらとわらうばかり。
パクマンは安心しろ、エルエルもすでに俺なしではいられない体よ!!とその牙をむくのですが……
そこでエルエルさん到着!!
パクマンをひもでつるし上げ、布団たたきでお仕置きをするのでした!

なんでもエルエルが出かけていた為、どうやって1ページ目を始めていいかわからないところをマリエルさんに介護してもらっていたそうで……どっちが「なしではいられない体」なのかわかりません……
で、マリエルさんはなぜ急にこの研究所を訪れたのでしょうか?
どうやらパクマンさんにお願いがあるとのことなのですが、パクマンさんはいつものように、結婚してくれって言うんだろ?だの、俺がゴリラたちとやってるバンドのライブチケットが欲しいんだな?だの、わが社の新製品パクマンブラが欲しいんだろとピント外れな回答を連発。
その合間を縫って、マリエルさんはこの服を着ていただきたくて、となんだか怪獣のような着ぐるみをパクマンに着せるのでした!!
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そんな服も気にせずあと俺にできることと言えば、エロしりとりの相手か人質になった大統領の救出くらいしかないが、とさっきの続きを語り続けるばかり……
ところがそんなとき、パクマンにものすごい勢いでフライングボディアタックを敢行してくる輩が現れました!!
エルエルそっくりの可愛らしい少年である彼は、ララエル。
久々に登場する、マリエルのお母さんの息子……つまりエルエルのおじさんにあたる存在です。
某空条の承太郎さんがエルエルだとすると、ララエルは東方の仗助さんにあたると言えばわかりやすい関係……でしょうか?
このララエル、何故かわかりませんがパクマンに心酔しきっておりまして。
純粋なきらきらとした瞳でパクマンを見つめ、それを着てくれるなんて感激です、一緒に頑張りましょう!とと意気込むのです。
これこそがマリエルのお願い。
その衣装で、今度行われるエルフの村の子供会のお祭りに出てほしい、と言うのが今回の来日の目的だったということのようです!

最初はめんどくさがっていたパクマンですが、ララエルがパクマンブラに感動したり、p久万さんのレプリカユニフォームを持って来たのでサインしてくれとブリーフを差し出したり、ブリーフの足を通すところに自分の手とパクマンの手を通してブリーフチェーンデスマッチを挑んできたりと、奇抜な動きをする彼を見て感動。
これは逸材だ、彼のために祭に出てやろう!と重い腰を上げるのです!!
が、ここぞとばかりに自分と同じようなそれっぽい虫スーツ、ウロコムシスーツをエルエルたちに着せるのでした!
しかも自分の来ている怪獣っぽい見た目に加え、ちょっとショックを与えるとすぐうろこがはがれるウロコムシの特徴を備えたエロスうれしい機能付き!
エルエルはこっぱずかしい目にあいますし、その体の成長を見たマリエルさんに過去の恥かしい思い出を語られますし、ララエルはパクマンさんならこのタイミングで乱入する!とはしゃぎますし……
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なんだかさんざんな目にはあいますが、ともかくパクマンにお願いを受理してもらえたからよしとするエルエルなのでした……

そしてエルフの村を訪れたパクマンさん。
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パクマンさん、なぜかモンスターと相撲を取っていて!?
一体この祭りは何なのかっ!!
驚愕のラストが……別に待ってはいませんが、アレなオチが待っているのです!!


というわけで、今回も緑色のハンサムボーイ、パクマンさんがはしゃぎまわります。
今回紹介したエピソードの他にも、シロアリの女王様やチャタテさん、不世出のヒーロー・ウサギンジャーと言ったその昔のゲストキャラが再登場したりして物語をにぎわせてくださいます。
盛り上げてくれると言えばもはやすっかりお話に欠かせない存在になってきたうみうしの店長さんもちょこちょこと姿を見せてくれまして、暴走モード時のなっちゃんの存在も合わせてパクマンさんもたじたじになってみたり……
もともとは一発ネタだったであろうパクマンの親父さんもなんか不通に出てきてますし、所長の出番も心なしか多めな気がしますし……パクマンさんもおちおちしていられませんぜ!!

ちなみに今巻でゲノムシリーズは通巻10巻目!!
連載は18年にも及ぶ大長編になっているわけですが……
相も変らぬセリフの切れは流石と言うほかありますまい!!
そろそろ「シノブ伝」に続く第2のアニメ化作品が生まれてほしいところですが……連載誌も連載誌ですし、さすがにゲノムは無理なんでしょうかね……!?


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!