お楽しみの時期がやってまいりました。
そうです。毎月8日はチャンピオンコミックス発売の日!!
今一番(俺の中で)ノリに乗ってる週刊漫画誌、チャンピオンの漫画がまとめて読めるパラダイスデイ!!
血が滾るZE!!!
とまぁ個人的な血の滾りは置いておきまして、本日紹介しますのはこちら「弱虫ペダル」第2巻。
第1巻や作者の渡辺先生の紹介は8月16日にありますのでご参照くださいませ。

さて、前巻、アニメ研究会の入部をかけた対決を始めた小野田と今泉。
大きなハンデをもらっていたにもかかわらずあっさりと追いつかれ、追い抜かれてしまった小野田ですが、ふつふつと湧き上がる追いつきたいという気持ちにおされて力を振り絞って今泉を追いかける……
そんなところで終わっております。

この第2巻ではその続きであるレースの行方、そして小野田の人生を大きく変える出会いが繰り広げられることになります。
それ以上に今巻では小野田自身の変化が印象的に描かれています。
今まで友達がいなかったことを悔やみ、アニメ研究会を作ることで友達を作るきっかけにしたいと思っていた小野田。
昔から周りからは「悪い奴じゃないだけど」と言われ続け、自分から積極的に友達を作るための行動が出来なかった小野田が動き始めるのです。
レースを通じて人と一緒に走る楽しさを知り、僅かに心を動かされる小野田。
更にその気持ちを加速させたのが秋葉で出会った鳴子章吉(なるこ しょうきち)でした。
関西から千葉に引っ越してきたばかりだと言う彼に偶然であった小野田は気さくで子供のころから大事に乗ってきた自転車を褒めてくれた鳴子に親しみを感じます。
ですがチンピラに吸殻を投げられ小野田の自転車をバカにされたことがきっかけで友達になることも無く失意のまま鳴子は帰途についてしまいます。
しかし小野田は勇気を振り絞って鳴子に声をかけるのです。
千葉なら同じ方向だから一緒に帰ろう、と。
その帰り道に先ほどのチンピラの車を見かけ、鳴子の指示で一緒に自転車で追いかけ謝らせようということになり、小野田はまた一段と自転車の楽しさに目覚めるのでした。

その後学校で鳴子と出会い、おなじ学校で同じ学年と言うことを知ります。
明日自転車競技部に入ると入部届けを見せ付け、楽しそうに自転車のことを語る鳴子の姿を見て小野田は決意します。
自転車によって今泉や鳴子に出会えた。
そして自転車の走りを見ると熱くなった。
だから自分に可能性があるなら自転車でそれを試してみると。

とうとう自分の考えで自分の新たな道を走り出すことになった小野田。
自転車競技部に入ったことでどんどんと新たな仲間や自転車の楽しさを知っていくことになります。
その彼の表情は今までのどこかおどおどしたものでなく、真剣で、楽しそうに見えるのは気のせいでしょうか。
自転車競技部ではいきなり大きな試練が待ち構えているのですが……
チャレンジするというだけでワクワクしている小野田ならきっと何かを成し遂げてくれるはずです!


臨場感溢れるレースシーンは前巻より更に進化し、あいかわらずマニアックな小野田のオタク的思考もなんだか共感できてにやりと出来ます!
渡辺先生の自転車(&秋葉)ラブぶりが伝わってきますよ。
静の今泉、動の鳴子の対比やライバル的構図も印象的に描かれ、目が離せません。
更に他の登場人物も大幅に増え、今後のキャラ同士の絡みも楽しみですねー。

小野田がとうとう自転車競技部に入り、ますます盛り上がる予感満々の「弱虫ペダル」最新第2巻は本日発売!!
今すぐ本屋さんに自転車で急ぎましょう!!