本日紹介いたしますのはこちら、「それでも町は廻っている」第5巻です。
少年画報社さんのYKコミックスにて刊行、ヤングキングアワーズにて連載中です。

作者は石黒正数先生。
石黒先生の紹介や「それでも町は廻っている」の簡単な紹介は10月12日の記事にて取り扱っておりますので、気が向きましたら読んでやってくださいませ。

さてこちらの「それでも町は廻っている」第5巻。
今までどおりの笑いあり涙ありの日常が繰り広げられている……と言いたいところですが、根幹には今までと大きな違いが存在しています。
それは妖怪やら怪物やらが登場していること!
いままでもあの世やら幽霊やら宇宙人やらが登場しておりましたので、何を今更と言う感じもなくはないのですが……
ここまで明確な人外生物が出てきたのははじめてではないでしょうか!!
とはいっても決して襲われたり戦ったりするわけではなく、物語の一要素としてアクセントのひとつに使われているだけなんですけどね。
ただ、モマンの登場シーンは要注目ですぜ!

クリーチャーの登場の他にも、紺先輩と歩鳥が突然仲良くなっていた本編の空白期間、要するにちゃんと仲良くなったきっかけの出来事がかかれていたり、骨董屋の静の秘められた正体が明らかにされていたり、歩鳥の役に立つような立たないような才能が判明したりと今後にかかわってきそうな要素もたんと収録。
今回も相変わらずただのあほな主人公があほな日常を送るだけの漫画ではない、様々なドラマが感じられる奥深い作品に仕上がっており、油断できません!
個人的には新キャラの糸峰さんが好みなんで再登場を期待してます!

目次のページからしっかりと描き込まれ、おまけページまできっちり描かれて、白いページのない充実の内容となっております。
収録話も最初のほうで投げていた伏線(?)を最後の話で回収しているなど非常におさまりよくなっており、満足感もひとしおです。

あほな日常に幅広く様々な要素の詰め込まれている「それでも町は廻っている」第5巻は本日発売です。
隅々まで力の込められた内容に、さりげない萌え要素も詰め込まれたこの作品に死角無し!
今巻も伊勢崎さんことエビちゃんに萌えろ!!
さぁ、本屋さんにダッシュです!!

表紙はこちらです!
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