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本日紹介いたしますのはこちら、「超級!機動武闘伝Gガンダム」第5巻です。
角川書店さんの角川コミックス・エースより刊行、ガンダムエースにて連載されています。

作者は脚本が今川泰宏先生、漫画が島本和彦先生&宮北和明先生。
今までの本作は「超級!機動武闘伝Gガンダム」のテーマにて紹介をまとめていますので、そちらも興味などがわくようでしたらご覧くださいませ。

さて、前巻でドモンの過去が明かされ、物語も本格始動となる本作。
今巻では再び仕切りなおしてキョウジの行方を追う物語となっています。
原作ではわりと行き当たりばったりの捜索で、空振りも大きかったキョウジの調査。
ですが本作では結構的確にキョウジの後を追うことに成功しているのです!
ドモンがたどり着いたキョウジの足取りとはいかなるものなのでしょうか!!

ネオ・メキシコに来ていたドモンとレイン。
ここにキョウジがいたことは確実とのことで、いつものようにドモンはキョウジの写真片手に調査を進めます。
ですがやはりそう簡単に物事が進むわけもなく、情報は一向に集まらず。
それでも調査を続けていると、いつの間にか背後に男が立っています。
咄嗟に距離をとり、何故俺を狙う?と牽制するのですが……
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すでに男の構えていた吹き矢は放たれ、ドモンの首筋に刺さったあとだったり。
あっさり意識を失ってしまい、男に連れ去られてしまうのでした。

目が覚めると、男によって崖から放り投げられようとしているそのときでした。
流石にヤバイ状況ですが、そこへ男の妹らしき人物が現れ、ガンダムファイターの不法投棄をやめさせます。
男は何か目的があってガンダムファイターを片付けていたようですが、あまりオツムの出来が良くないようでして。
男がその目的のためにいろいろ悪いことをしてきたことは9割がた間違いだよ!と妹に指摘されると、
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頭を抱えていずこかへと走り去っていってしまったのです。

ドモンは男ことチコの妹、ジーナに介抱されてやっと体の自由を取り戻しました。
なんでもチコもまたガンダムファイターなんだそうですが、ある日ジーナが病魔に冒されて余命1年だと知ってから豹変してしまいます。
ネオ・メキシコ代表の座を争うライバル達がその頃から次々謎の怪我で脱落を始めまして……どう考えてもチコの裏工作でしょう!
ですがやっぱりチコはオツムが弱いらしく、代表になる前にネオ・メキシコのテキーラガンダムを略奪し、ジーナとともに地球に降下。
余命いくばくも無いジーナのために、せめて彼女の好きな海のそばへと連れて行ったのでした。
浅慮っぷりはともかくとして、ネはいいやつであることは間違いなさそうなチコ。
しかし、チコとジーナがキョウジのことを知っているとなればドモンも黙っていられません!
コロニーから地球に降下してきたチコたちは、ネオ・メキシコの政府軍に追い詰められてしまいました。
もはや絶望かと思われたその時、突如と現れた巨大でまがまがしいガンダム!
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その巨大ガンダムはネオ・メキシコの政府軍を一網打尽にし、そのパイロットがチコたちに語りかけてきたのです。
お前がネオ・メキシコを代表するファイターなら、ある男が訪ねてくるかもしれない。
俺の名はキョウジ・カッシュ、その男の名はドモン・カッシュ。
そいつにあったら是非伝えて欲しい言葉がある……
と、ジーナが覚えているのはここまででした。
彼女は気絶してしまっていて、その後の言葉を知っているのはチコ本人だけ。
これは是が非でもチコと出会い、なんならガンダムファイトでも何でもしてその言葉を聞きだすしかありません!!
……が、そんなタイミングでネオ・メキシコの上層部に依頼されてテキーラガンダムとファイトするためにやってきたチボデーが、街中でガンダムにのってチコに自分と戦うように呼びかけたのです!
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政府から終われる実とはいえ、チコも紛れも無いガンダムファイター。
チボデーと戦いたいと言う想いを、今出て行ったらとっつかまってしまい、ジーナのためにしてきたもろもろが無駄になってしまうと必死にこらえるのです。
そんなチコの重いなどまったく知らず挑発を続けるチボデー。
とうとうブチギレたチコは、ドモンをしとめた吹き矢でそっと抵抗しようとするのですが、今回はドモンにそれを静止させられます。
あのあとジーナが発作で倒れてしまったそうで、今はレインが診ているが、これ以上妹を悲しませてどうするんだと珍しく正論で責め立てるのです。
しかしチコは俺の気持ちがわかるかと反発。
ドモンも、和からねえけどどうしても聞きたいことがあるんだよとなぜか大乱闘に発展してしまいます!
せっかくチボデーとの戦いを我慢したのに、こんなケンカで政府の手のものに見つかってしまうチコさん。
ヤバイとばかりにチコはドモンをつれ、手近な車を奪って闘争!
生み下とたどり着いたかと思うと、一目散に飛び込んだのです!
程なくして政府の人は一人海の前に取り残されたドモンの元へやってきます。
ドモンは、ヤツはファイターなんだし、この海にガンダムを隠したんじゃないの?と政府の人たちへ率直な予想を語ります。
ですが政府の人は自信満々に、チコは海を愛している、海の中でのガンダムファイトは海を汚すから、チコがするはずが無い。
覚悟の自殺かも……などといっていますと、出てまいりました、海からテキーラガンダム。
愛する海にかくしてたの!?と驚愕する一同に、
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だって海が好きなんだもん!とほんともう素直な気持ちを吐露するチコさん。
やっぱりオツムは弱いようですが、なんだかんだと実力は確かなはず。
ドモンはチコからキョウジの伝言を聞き出せるのか?
そもそもその伝言とはなんなのか?
そして空回り気味のチボデーはどう出るのか!?
今巻も、ドモンがんばります!!

と言うわけで、今巻でも原作をなぞりつつ大胆にアレンジされている本作。
このエピソードのあとは、アルゴとネオ・カナダのアンドリューのお話が収録されています。
こちらも大胆なアレンジがされており、物語にキョウジがばっちり絡む展開に!
アルゴやアンドリューは性格やバックボーンがシリアスすぎますので、ますますドモンやレインがギャグ要因になっているのもまた微笑ましかったり!
原作を知っていても新鮮な気持ちで楽しめるのです!!
それにしても、原作の必須でない部分を削って再構成するのなら、ばっさり切られても仕方の無い話がきっちり漫画化されて収録されている今巻。
この調子でアニメ一話に付き単行本半分使っていると。余裕で20巻超えしちゃいそう!
果たしてこのあとスピーディーに進むのか、開き直って(?)このペースで進めるのか。
その辺もまた本作の隠れた注目点かもしれません!!

お茶目ドモン&レインと仲間たちが奮闘する、「超級!機動武闘伝Gガンダム」第5巻は全国書店にて発売中です!
原作とは違い、ちょこちょこキョウジの足取りを掴む本作。
どうも本作では比較的コミュニケーション能力が高い様子!
死角がないぜ、兄さん!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


超級! 機動武闘伝Gガンダム (5) (角川コミックス・エース 16-12)
角川書店(角川グループパブリッシング)
2011-07-23
島本 和彦

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